琉球王の伝承がある牧港テラブのガマ
浦添市の指定文化財となっている牧港テラブのガマは、琉球の歴史好きに浪漫を与える史跡だ。
小さな洞窟にしか見えないが、ここは琉球王「舜天」が関係している伝承があるのだ。
“琉球王にゆかりがある!? テラブのガマ(浦添市)” の続きを読む浦添市の指定文化財となっている牧港テラブのガマは、琉球の歴史好きに浪漫を与える史跡だ。
小さな洞窟にしか見えないが、ここは琉球王「舜天」が関係している伝承があるのだ。
“琉球王にゆかりがある!? テラブのガマ(浦添市)” の続きを読む沖縄は戦場になったので焼失したものは多い。だから歴史的なものが残っているというだけで感動する。
豊見城市に真玉橋の遺構がある。
もともとの真玉橋は琉球王・尚真の時代に造られたものなので、歴史を感じることができるものだ。
“沖縄独特の石橋の遺構がある真玉橋(豊見城市)” の続きを読む那覇市の壺屋は焼物の町として知られている。
国際通りに近いことから観光客に人気のエリアのひとつなのだが……
今は下火なのだろうか、それとも平日に訪れたからなのだろうか、壺屋やちむん通りは人の往来がなく閑散としていた。
今回はやちむん通りにある「
沖縄には米軍の施設が点在しており、行った先で軍関係の施設を見かけるというのはよくあることだ。
軍施設なのでもちろん立ち入り禁止。中がどうなっているのかは軍関係者以外は見ることができない。
なので那覇軍港内にある
存在を知ったのは、奥武山公園を訪れていて史跡案内板を読んだからだった。
奥武山公園から御物城がある場所は近いので、ついでだから足を延ばして見に行くことにした。
“那覇軍港内に琉球の歴史あり。御物城(那覇市)” の続きを読む第二尚氏王統は19代続いている。
王に関連する伝承や史跡などをまとめてみた。
天孫氏王統
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舜天王統
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英祖王統
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察度王統
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第一尚氏王統
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第二尚氏王統
01 尚円
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02 尚宣威
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03 尚真
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04 尚清
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05 尚元
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06 尚永
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07 尚寧
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08 尚豊
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09 尚賢
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10 尚質
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11 尚貞
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12 尚益
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13 尚敬
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14 尚穆
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15 尚温
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16 尚成
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17 尚灝
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18 尚育
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19 尚泰
尚円(=金丸)…1470年~1476年
金丸(=尚円)は伊是名島出身で先の王尚泰久(第一尚氏・6代目)に仕えていた。
玉陵
王家の墓所で、はじめは尚円の遺骨が安置されていたが、のちに歴代の国王や王族が葬られた。
天久宮(琉球八社)
琉球八社のひとつ天久宮は創建が1465年~1487年頃とあり、天久宮の由緒の中に尚円・尚宣威・尚真の名がある。
尚宣威…1477年
尚宣威は、最高神女・聞得大君の抵抗に遭いすぐに王位を退いた。
天久宮(琉球八社)
琉球八社のひとつ天久宮は創建が1465年~1487年頃とあり、天久宮の由緒の中に尚円・尚宣威・尚真の名がある。
尚真…1477年~1526年
那覇市に世界遺産となっている「玉陵」という史跡があるが、それは第二尚氏王統歴代の墓所である。
玉陵は、尚真が父「尚円」の遺骨を安置するために創建したといわれていて、のちは歴代の国王や王族が葬られた。
ただし、例外もあるようで「尚寧」は自らの意思で「浦添ようどれ」に葬られることを希望したという。
天久宮(琉球八社)
琉球八社のひとつ天久宮は創建が1465年~1487年頃とあり、天久宮の由緒の中に尚円・尚宣威・尚真の名がある。
尚清…1527年~1555年
尚元…1556年~1572年
尚永…1573年~1588年
尚寧…1589年~1620年
浦添ようどれ(浦添市)
琉球王に関連するお墓。
右側…英祖王(英祖王統)の墓、左側…尚寧の墓とその一族が眠っているといわれている。
尚豊…1621年~1640年
尚賢…1641年~1647年
尚質…1648年~1668年
尚貞…1669年~1709年
尚益…1710年~1712年
尚敬…1713年~1751年
尚穆…1752年~1794年
尚温…1795年~1802年
尚成…1803年
尚灝…1804年~1834年
尚育…1835年~1847年
尚泰…1848年~1879年
尚泰は琉球の最後の国王。
琉球藩の設置=琉球藩王に任命される
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上記は見聞した伝承をまとめています。
いろんな伝承があるため、正誤が不明な部分もあります。