今でも旧暦の行事が大事にされる沖縄
今の沖縄は年末年始の過ごし方は他県と変わらない家庭がほとんどだと思う。
年末に庭や家の大掃除を始めてきれいにし新年を迎え、元旦に神社へ初詣へ行く人もいればテレビを見ながら家で過ごす人もいる。
ただ一族のトートーメー(位牌)を引き継いでいる長男家系の場合は、親族が年始の挨拶に来るので客を迎える準備があって忙しい。
訪問者は仏壇にあるトートーメーに新年の挨拶をした後、正月料理を食べながら皆と歓談する。
最近は長居する人は少ないそうだが、昔は集まってきた人たちの話で盛り上がり、まるで宴会だったという。
現在だとあまり想像できない光景でピンとこないが、年末年始の沖縄の風習を調べてみたので紹介していく。
- トートーメー…位牌を指すが位牌は先祖そのものと考えられている。