【沖縄の民俗学】沖縄で行われている拝所巡礼ってなに?

家庭ごとに異なる拝所巡礼

斎場御嶽
斎場御嶽から見える久高島(沖縄県南城市)

一時期、聖地めぐりなるものが日本の各地でブームになり、観光ガイドブックに聖地といわれているスポットを紹介したものが目立ったのを覚えている。

似たようなことは昔からあるようで、七福神めぐりや札所めぐりというものが該当すると思う。

沖縄ではブームではなく、風習として先祖にまつわる場所などをめぐる行事があり、家庭ごとに訪れる場所は決まっている。

でも多くの人が共通して巡礼している聖地もあり、南部では「東御廻りアガリウマーイ」、北部では「今帰仁上りナキジンヌブイ」が有名だ。

今回は、東御廻りと今帰仁上りを簡単に紹介する。

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迫力のある壺屋のチブルシーサー(那覇市)

沖縄の焼き物産地で知られる壺屋

壺屋チブルシーサー
新垣家のチブルシーサー(沖縄県那覇市)

沖縄独特のお土産の候補に焼き物がある。

泡盛を入れる甕、食卓を彩るお皿など、いろんな焼き物があるが、好まれるのは門柱などに置くシーサーではないだろうか。

那覇市内には壺屋という焼き物の産地で知られているエリアがあるが、そこに迫力のあるチブルシーサーがいるので紹介する。

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仲間商店、今では少なくなった地元のスーパー(宜野座村)

沖縄関連の品ぞろえが豊富な仲間商店

仲間商店
昔ながらの地元スーパー、仲間商店(沖縄県宜野座村)

大きなスーパーやコンビニができるまで、日常の買い物は市場や地域の商店で行っていた。

どの地域にも小さな店があり、普段使いのいろんなものが棚に並んでいた。

また駄菓子屋も健在で、学校帰りに寄り道した人もいたのではないだろうか。

スーパーやコンビニに押されて、どんどんなくなっていった町の商店、今では懐かしい記憶…と言いたいが、宜野座村に現役の商店があると知り、訪れてみた。

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琉球時代から存在する住吉神社(那覇市)

複数の拝所がずらりと並ぶ住吉神社

住吉神社
住吉神社の鳥居(沖縄県那覇市)

しばらくぶりに那覇市を訪れると、街が様変わりしていてとまどう。

那覇は琉球時代は浮島と言われていて、湾に小島が浮かんでいるようなエリアで、今のような繁華街ではなかった。

長い間、土地開発が行われている那覇は現在も進行中で、毎年どこかが変化している。

今回紹介する住吉神社は、琉球時代から存在する古い社寺だが、何度も位置が変わり現在に至っている。

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郷土料理のメニューが豊富な名護曲レストラン(名護市)

名護曲ファミリーレストラン

名護曲レストラン
名護曲ファミリーレストラン(沖縄県名護市)

旅に出ると、その土地の郷土料理を食べるという楽しみがある。

料理から、地理的な要素や風習など地域の風土を知る手がかりが見つかることもある。

むかしは交通が発達していなかったので、交流が少なく独自の文化があり、料理も地域色があった。

しかし現在だと流通がよくなったので、文化も食べ物も共通化していて、どこへ行っても似たような料理が食べられる。

便利になった分、独自性が薄くなり郷土料理が珍しいものへと変わり、食べる機会も減ってきているのは寂しいことだ。

例にもれず沖縄にも独自の郷土料理があり、郷土料理をメインに営業しているお店がある。

郷土料理が無性に食べたいという衝動に駆られたので、名護曲ファミリーレストランへ行ってきた。

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