動物が好きだが、野生生物にはなかなか会えない。
そこで、日本にいる野生動物の写真を集めてみた。
– 注意 –
動物の写真は、自分なりに調べているけど、間違った画像があるかもしれません。
日本の野生動物(ほ乳類)
シマリス
エゾシマリスが北海道に分布している。
おもに地上で活動し、地面に穴を掘って食べものを蓄える習性があり、10月頃から冬眠する。
リス
ニホンリスは、本州・四国などに分布する日本固有種。
(九州にもいたらしいが、近年は個体確認がないらしい)
そして、北海道にはエゾリスが分布している。
オコジョ
オコジョは、夏毛は茶系で冬毛は白くなる。
高山の岩場などに生息していることが多く、中部山岳地方や北海道に分布している。
イイズナとかなり似ている。
ナキウサギ
ナキウサギは、大陸と地続きだった氷期に渡ってきたらしい。
エゾナキウサギが北海道に分布している。
ウサギ
ニホンノウサギは、夏毛は茶褐色、雪が多い地域だと冬毛は白くなる。
夜行性で本州・四国・九州の林野や農耕地などに分布する日本固有種。
そして、エゾユキウサギが北海道に分布している。
ツシマヤマネコ
ツシマヤマネコは、長崎県の対馬にのみ分布している。
生息数が少ないため、動物園と協力した繁殖が行なわれており、動物園へ行くとヤマネコに会える場合もある。
ロードキル問題や飼い猫の野生化により、ツシマヤマネコの棲む環境悪化を防ぐ取り組みなどが対馬で行われている。
タヌキ
タヌキは、家族単位で行動する夜行性の動物だ。
森林だけでなく、住宅地など人の生活圏にも出没し、本州・四国・九州に分布している。
そして、エゾタヌキが北海道に分布している。
たまに車にはねられることもあるようで、タヌキ図柄の動物注意の交通標識を見かけることがある。夜間の運転には注意しよう。
キツネ
ホンドキツネは、本州・四国・九州に分布している。
そして、北海道にはキタキツネが分布している。
日本各地に稲荷神社があり、身近に感じる生きものだが、野生のキツネを見かけることはまれだ。
サル
ニホンザルは日本固有種。
サルの仲間のうちでも、最も北まで生息圏が広がっていて、青森県の下北半島から鹿児島の屋久島まで分布している。
近年、農業への被害が発生したり、人の生活圏に出没したりするなど問題視されている地域もある。
山中では車道でサルを見かけることがある。
ロードキルが多いのか、サル図柄の交通標識が設置されている道路もあった。
イノシシ
イノシシは、日本各地に分布している。
近年、農作物の食害や人と接触してケガを負わせる事故が発生し、問題視されている地域もある。
シカ
ニホンジカは日本各地に分布する。
北へ行くほどシカの体は大きくなり、北海道のエゾシカは屋久島のヤクシカの倍の大きさにまでなるという。
イノシシと同じように、シカによる農作物への被害などが発生し、問題視されることもある。
シカは警戒心が強いほうだが、奈良県のシカは餌付けされ人馴れしている。
山中の道路には、シカ図柄の動物注意標識が多い。
まれに道路を横断しようとするシカが車と接触する事故があるので、標識を見かけたときは、周囲に気を配ったほうがいい。
ウマ
むかしから日本にいる馬は、サラブレッドなどと比べると体が小さい。
現在は、完全な野生馬ではなく、半野生の状態で分布している。
今回紹介しているのは、1枚目:御崎馬、2枚目:与那国馬。
下の写真の「寒立馬」は、純粋な日本古来の馬ではなく交配された種。
青森県の尻屋埼灯台がある付近に分布し、寒さにも耐えられる。
ツキノワグマ
体格が大きいクマは、ちょっと怖いイメージがあり、爪や牙を見ると肉食を連想するが、実際は植物と昆虫を食べるらしい。
ツキノワグマは、本州・四国に分布している。
(近年、九州では個体確認がない)
ハイキング中にクマと遭遇することもあるらしいので、「熊出没注意」を見かけたら用心しよう。
また、ツキノワグマは、木登りも得意らしいので頭上にも気を付けよう。
ヒグマ
エゾヒグマが北海道に分布する。
日本で最大の陸棲動物なので、怖いイメージがあるが、食事は植物をメインとし、たまにシカやサケなども食べる。
北海道をドライブしていると、ヒグマ図柄の動物注意の交通標識を見かけた。
遭遇率は低いと思うが、標識を見かけたら用心して車を走らせよう。
◇
ほかにも日本にはたくさんの野生動物がいるが、画像がなかったので全部は紹介しきれていない。
この記事では、ほ乳類を紹介しているが、鳥類や両生類、爬虫類なども紹介していく予定だ。
関連する記事
■沖縄にある「動物注意」の標識
交通標識の図柄に関連する動物のことをまとめた記事。
※ 動物の写真はない。