船で行く沖縄本島周辺の島
沖縄旅行の楽しみの一つに「離島」がある。
沖縄本島周辺にも複数の離島があるが、どの島もそれぞれ個性があって魅力的だ。
離島への船便は、一日に数回往復していたりするので、日帰りの「島たび」も可能だ。
ここでは、沖縄本島から船で「1時間以内」で着く「日帰り」可能な島を紹介する。
■うるま市 発
・津堅島
–はじめに–
この話は場所や人物が特定されないように編集した部分もあるが、実際に見聞したことをまとめたものである。
IとZは同級生だ。
いつも学校で一緒に行動していたが、学校が休みに入ったので、外で待ち合わせをして会っていた。
待ち合わせの場所はだいたい決まっていた。
学生だった二人はカフェなどへは行かず、公園を利用していて、そこでおしゃべりをしていた。
ふだんは、映画の感想やバイト先のことなど、学生特有のたわいのない話が多いが、たまにIは怪談をすることがあった。
Iは不可解な出来事の話や都市伝説、怖い話などが好きで、どこからか話を聞いてきては「こんな話を聞いたよ」と、Zに話したりしていた。
Iは今回もどこからか仕入れてきた怖い話をZに話した。
話が終わって、Iはこう締めくくった。
「やっぱり幽霊が視える人って大変だよね。生活していて見えていたら恐ろしくて耐えられないよ。私は幽霊が見えなくてよかった」
ZはIの話をうなずきながら聞いていた。
いつもは「怖い話だね」など、ひと言で終わるのだが、今回は珍しくZはIにこう質問してきた。
「じゃあ、視えるだけと聴こえるだけって、どっちが怖いかな」
そして次のように話し出した。
~琉球おきなわ民俗学(わが家での場合)~
別の記事で「沖縄の霊魂に関する考え方」の基本的なことを書いたが、今回は霊魂(=マブイ)について、もう少し詳しく書いてみた。
日本でよく聞く怖い話の類では、幽霊が祟ってでてくることが多い。
その幽霊は、突然現れたと思ったら煙のように消えた…など、物体(肉体)のない霊魂の状態が基本としてあり、これは沖縄でも同じような考え方だ。
「霊魂」にフォーカスをあてると、まず沖縄では魂のことを方言で「マブイ」という。
このマブイは二通りに分けて考えられていて、生きている人の魂は「イチマブイ(=生霊)」、そして死者の魂は「シニマブイ(=死霊)」と区別している。
南城市は、沖縄本島の南部にあり、大里村・佐敷町・玉城村・知念村が合併してできた市だ。
琉球の開びゃく神話にでてくる史跡が多く、またレジャースポットもあるので観光客にも人気がある。
ここでは、南城市にある名所を実際に訪れてみて、個人的に「良かった」と思った名所のランキングを紹介している。
また、訪れてみたい南城市の名所の一覧を掲載し、その詳細は個別のページを作っていく予定だ。
南城市の観光を考えている方は、参考にどうぞ。
これまで訪れたことのある名所から、個人的に良かったところのランキング。
南城市には、琉球神話にでてくるグスクをはじめとした古い城跡が多い。
城(グスク)が好きなので南城市に残る城は魅力的だ。
それぞれのグスクに説明板があったりするので、歴史を知ることができて面白い。
サンゴの欠片と砂でできた「ウカビ島」は、高速船を使うと5分以内で到着する。
小さな砂の島なので、潮が満ちてくると水没しないか気になるところだが、聞いてみると満潮時でも沈まない島とのことだ。
実は、この日は「コマカ島」へ行き、シュノーケルをする予定だったが、海上の状態が悪く、コマカ島行きの船は欠航。
そこで予定を変更して、ウカビ島へ行ってきたのだが、ウカビ島に興味がある方は参考にどうぞ。