那覇軍港内に琉球の歴史あり。御物城(那覇市)

御物城を望遠で撮ってみた

御物城
御物城(沖縄県那覇市)

沖縄には米軍の施設が点在しており、行った先で軍関係の施設を見かけるというのはよくあることだ。

軍施設なのでもちろん立ち入り禁止。中がどうなっているのかは軍関係者以外は見ることができない。

なので那覇軍港内にある御物城オモノグスクの存在もはじめは知らなかった。

存在を知ったのは、奥武山公園を訪れていて史跡案内板を読んだからだった。

奥武山公園から御物城がある場所は近いので、ついでだから足を延ばして見に行くことにした。

那覇軍港内にある御物城のようす

米軍施設
米軍陸軍施設のフェンス(沖縄県那覇市)

奥武山公園のそばには国道331号線が通っていて、その先にフェンスに囲まれた部分がある。

フェンスの先は那覇軍港で米軍陸軍施設の看板が設置されて立ち入り禁止となっている。

御物城
フェンス向こうの御物城(沖縄県那覇市)

この立ち入り禁止の中に御物城があり、木々が生い茂って角度によっては小島にも見える部分が目的の御物城だ。

近くへは行けないのでカメラの望遠機能を使って写真は撮ったが、自由に出入りができるようになれば、ぜひ訪れてみたい。

案内板「御物城」
奥武山周辺の史跡案内板(沖縄県那覇市)

琉球時代には王府の倉庫として使われていた御物城。

奥武山公園で見つけた史跡案内板に、御物城の歴史が次のように紹介されていた。

御物城
琉球王朝の時代に、海外貿易品を貯蔵した首里王府の倉庫で“昔”は海中の小島でした。1884年に物産展示場となり、後に風月楼という料亭がそこに建てられていました。戦後は米軍施設内に取り込まれ、“今”は那覇軍港内にあり城郭の一部とアーチ門が残っています。また、周辺から多量の青磁や白磁などが出土しており、かつて海外と盛んに交易していたことを知る上で、とても貴重な遺跡です。

御物城周辺のMAP

御物城 ~国道331号線沿いにある鳥居付近~
(所在地 沖縄県那覇市奥武山町46あたり)

※国道331号線沿いにある鳥居の向かいの海に御物城(ただし軍施設のため立ち入り禁止)

■御物城までの距離(徒歩の場合)
・旭橋駅…約 0.619km(07分)
・壺川駅…約 0.792km(09分)※公園内を通った場合

■御物城までの距離(車の場合)
・那覇市役所(那覇市泉崎1-1-1)…約 1.12km(02分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 3.73km(09分)

※御物城は軍施設内にあるため、専用の駐車場なし

観光情報についての参考サイト

■NAHANAVI 那覇ナビ
https://www.naha-navi.or.jp/
→那覇市観光協会のサイト

■那覇市 公式サイト
https://www.city.naha.okinawa.jp/

■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト

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