沖縄は特殊な読み方が多い? 言われて気づいた不思議な読み方

「そんなふうに読むの!?」 面白いの宝庫

「いっちぇ~ならんど~」
座喜味城跡(沖縄県読谷村)

旅の楽しみのひとつは、その土地ならではの物事との出会いがあるところだ。

地元だと気づきにくいけど、沖縄には勘違いするような方言がある。例えば方角の東西南北。

通常は、ひがし西にしみなみきたと読む。

でも沖縄は方言で、アガリ西イリフェーニシということがある。

「にし」と言われれば、ふつうは「西」がでてくる。でも沖縄では「北」という意味の語を指す場合もあるから誤解を招くことがあって、ちょっと厄介だ。

現在は方言を耳にすることは少なくなったけど、施設などの名称や地名で知ることができる。

このブログで石獅子「アガリヌシーサー」と「イリヌシーサー」を紹介しているが、こちらは「東のシーサー」と「西のシーサー」のような意味合いになる。

地名にも東西南北が使われていることがあり、「東江」は「アガリエ」と読む。

ほかにも難しい読みの地名がいくつかあるので紹介していく。

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ただの空き地に見える仲原馬場には意外な過去が!(今帰仁村)

松に囲まれた広い空き地のような仲原馬場

仲原馬場
仲原馬場(沖縄県今帰仁村)

なんの変哲もないものに見えるが実はこんな歴史が!と変わった過去をもつ場所は多い。

整備された駐車場のようにも見える仲原馬場にも珍しい過去がある。

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今でも大事にされている「具志堅の樋川」 (南城市)

人々の生活を支えてきた湧き水「具志堅の樋川」

具志堅の樋川
具志堅の樋川(沖縄県南城市)

南城市には史跡があちこちにあり、村落獅子やグスク、御嶽などをブログのなかで紹介してきた。

グスクなどは有名で知られているけど、ほかにも史跡はたくさんある。

今回紹介するのは湧き水で、町歩きをしていて偶然見つけたものだ。

水道のない時代は貴重だった湧き水

水道が普及するまでは、湧き水が飲料水で生活するうえで必要不可欠なものだった。

井戸がある家は自分の家でまかなえたが、井戸がなければ湧き水の所まで行って、水をくんでこなければならず、かなりの重労働だったという。

現在は水道が普及し、水をくみに行くことはなくなったが、南城市では人々の生活を支えてくれた湧き水「具志堅の樋川」を今でもきれいに整備して後世に残している。

具志堅の樋川には案内板が設けられていて次のように書かれていた。

知念村指定・史跡 具志堅の樋川(カー)

  • 平成十四年八月十九日 指定
  • 所在地 字具志堅一六四-一番地

知念大川を水源とするこの樋川(カー)は、昭和4年に字住民の手で築造された総粟石造りの堅固なものである。正面に3個の吐水口と洗濯場、右側に沐浴場のある立派な造りで、住民生活に欠かせない貴重な場所であった。

平成十四年八月十九日/知念村教育委員会

※知念村・玉城村・佐敷町・大里村が合併して現在の南城市となった


具志堅の樋川は南城市内をドライブしているときに偶然見つけた。

当時は湧き水には興味がなかったので写真が一枚しかない。もっと写真を撮っておけばよかったと後悔している。

南城市の町歩きをする機会があれば、もう一度訪れてみようと思う。

具志堅の樋川について

具志堅の樋川
(所在地 沖縄県南城市知念具志堅164)

■具志堅の樋川までの距離(車の場合)
・南城市役所(南城市佐敷字新里1870)…約 6.49km(11分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 19.51km(32分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 23.73km(37分)

観光情報についての参考サイト

■らしいね南城市
http://www.kankou-nanjo.okinawa/
→南城市の観光ポータルサイト

■南城市観光協会
https://okinawa-nanjo.jp/

■南城市 公式サイト
http://www.city.nanjo.okinawa.jp/index.html

■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト

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琉球王にゆかりがある!? テラブのガマ(浦添市)

琉球王の伝承がある牧港テラブのガマ

牧港テラブのガマ
牧港テラブのガマ(沖縄県浦添市)

浦添市の指定文化財となっている牧港テラブのガマは、琉球の歴史好きに浪漫を与える史跡だ。

小さな洞窟にしか見えないが、ここは琉球王「舜天」が関係している伝承があるのだ。

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沖縄独特の石橋の遺構がある真玉橋(豊見城市)

琉球の歴史にふれることができる真玉橋遺構

真玉橋の遺構
真玉橋の遺構(沖縄県豊見城市)

沖縄は戦場になったので焼失したものは多い。だから歴史的なものが残っているというだけで感動する。

豊見城市に真玉橋の遺構がある。

もともとの真玉橋は琉球王・尚真の時代に造られたものなので、歴史を感じることができるものだ。

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