【十二支めぐり】安國寺(那覇市)

首里四寺のひとつ「安國禅寺」

安國寺
安國寺(沖縄県那覇市)

沖縄では七福神めぐりよりも「十二支めぐり」のほうが知られている。

数字は「十二」となっているが、めぐる場所は4か所だけ。ここでは安國寺を取り上げている。

県道50号線、首里高校の向かい側にあたる場所に安國寺はある。

龍が彫られた見事な門に、鐘も見えているので寺を探すときの目印になる。

門のすぐ横に寺の専用駐車場があり、広めのスペースがあるから車で訪れる人にはありがたい設備だ。

安國寺のようす

安國寺
安國寺(沖縄県那覇市)

首里十二支めぐりのひとつ「安國寺あんこくじ」は、十二支のうち酉の守り本尊が祀られている。

酉年は「不動明王」が守り本尊だ。

お寺へたどり着いたのはよかったが、どこへお参りすればいいのかわからなかったので、寺務所で尋ねてみた。そこで首里四寺めぐりをしていることを伝えると、「首里森十二支堂」を案内された。

首里森十二支堂へ入ると先客がいた。

さきに紹介した首里観音堂でも見かけたが、安國寺でもお供え物をもってお祈りをしている地元の方がいた。

沖縄では御願ウガンと呼ぶお祈り事。家族単位(または一門など)で行われること基本で、家内安全を祈願するなど内容はさまざまだ。

他県では家族がお供え物を持って、寺へお祈りしている姿を見たことがなかったので、寺務所にいた方に、今日は特別な日なのかと聞いてみた。

すると沖縄では珍しい光景ではなく、家の行事に合わせて御願をしたり、心配事などができたりした場合に祈願で訪れたりするらしい。

安國寺でもおごそかに御願が行われていたので、邪魔をしてはいけないと思って早々に立ち去った。

安國寺
安國寺(沖縄県那覇市)

十二支めぐりの舞台となっているお寺は、「首里四寺」と呼ばれるように那覇市に鎮座している。

首里観音堂・安國寺・西来院(達磨寺)の三寺は、近い距離にあるので訪れやすい。

世界遺産にもなっている有名な観光名所の首里城を訪れるなら、近くに西来院(達磨寺)がある。

そして今回紹介した安國寺は、同じく世界遺産となっている玉陵がすぐ近くにある。

見ごたえがある名所がそろったエリアなので、時間をかけて周囲を観光してみるといいかもしれない。

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安國寺周辺のMAP

安國寺 ~安國禅寺~
(所在地 沖縄県那覇市首里寒川町1-2)

■安國寺までの距離(車の場合)
・那覇市役所(那覇市泉崎1-1-1)…約 4.07km(12分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 9.81km(23分)

観光情報についての参考サイト

■安國寺
http://www.taiheizan-ankokuji.com/

■NAHANAVI 那覇ナビ
https://www.naha-navi.or.jp/
→那覇市観光協会のサイト

■那覇市 公式サイト
https://www.city.naha.okinawa.jp/

■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト

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