沖縄の食材が欲しいのなら市場へ
那覇市第一牧志公設市場は2021年2月現在、市場の建て替え中のため仮設の市場になっている。
仮の市場はどんなようすだろうかと、仮設市場をのぞいてみたが、むかしの市場を知っているので物足りなさがあった。
そこで今回は閉鎖となった旧市場のようすを紹介する。
旧那覇市第一牧志公設市場のようす
旧第一牧志公設市場はアーケード街の中にあった。
アーケード街は直射日光が入ってこないため、南国の強い日差しから逃れることはできる反面、ちょっと暗くなる。上に載せた写真は薄暗いが日中に撮ったものだ。
小さな店舗が所狭しと並ぶアーケード街。
ごちゃっとなっているので、雑多な物と文字に埋もれてしまっている感はあったが、ところどころで「市場」を案内する看板はあった。
そして見つけたのが「公設市場入口」。写真の中央にある両開きになった扉から市場へ入っていった。
これが沖縄料理の食材です! ぜーんぶ、食べれます!
いきなりカラフルな魚が登場して驚いた人もいるのでは?
他県の人から指摘されるまで意識したことはなかったが、食材として見かける色とりどりの魚は、どうやら観賞用の熱帯魚を思わせるらしい。
確かに青・赤・黄・ピンク・黄緑と派手な魚たちだ…。
見た目が美しいこの魚たち… おいしいんです。鑑賞用ではなく食材なんです。気になった方は、魚の名前を覚えておいて料理店などへ行ったときに食べてみてください。
市場内のようすを撮った写真は複数あったけど、見返したら生々しかった。そのため、ほんの一部を紹介しているが、精肉コーナーでは沖縄料理に欠かせない豚肉がたくさん売られていた。
豚肉は料理によって使う部位が異なるため、分けて売られている。
今は個別包装でグラム表示で売られているけど、むかしは斤売り(「斤」という単位)で肉を売っていたり、欲しい分だけを切り分けていたとも聞く。
上の写真では豚足が置かれていて、なかなか衝撃的に見えるが、さらに上をいく「チラガー」も精肉コーナーで見かけた。
沖縄料理に使う食材は、公設市場へ行けば必ず手に入る。
いろんな食材がぎっしりと詰まっていた場所、それが旧第一牧志公設市場だった。
市場へ行くまでのアーケード街も面白い
旧第一牧志公設市場はアーケード街にあったので、訪れるときはアーケードの中をブラブラと歩くことになる。
このアーケード街もなかなかユニークで、こぢんまりとした店舗が並んでいたりする。
商品を見ると、沖縄独特ともいえる品が販売されているので、沖縄っぽいおみやげが欲しいという人は探してみると楽しいかも。
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現在は仮設。第一牧志公設市場
さて、現在の仮設となっている第一牧志公設市場はどうなっているのか。
もちろん市場なので食材が売られています。
実は第一牧志公設市場では、食材にもよるが、1階で購入した食材を2階にある食堂で調理してもらうことが可能だ。つまり、買ったものをすぐに食べることができる。
旧第一牧志公設市場のときも、購入したものを調理してもらい、食事ができるシステムがあったが、継承されているようでうれしかった。
このありがたいシステムは「持ち上げシステム」と呼ばれていて、詳細は那覇市のサイトで紹介している。「沖縄の食材を買った! すぐに食べたいっ!」という人は、市場の売り場の人や食堂で働くスタッフに相談してみるといいかも。
【仮設】第一牧志公設市場周辺のMAP
【仮設】那覇市第一牧志公設市場
(所在地 沖縄県那覇市松尾2-7-10)
■第一牧志公設市場までの距離(徒歩の場合)
・牧志駅…約 0.759km(09分)
・美栄橋駅…約 0.792km(09分)
・那覇市役所(那覇市泉崎1-1-1)…約 1.02km(12分)
観光情報についての参考サイト
■第一牧志公設市場
https://makishi-public-market.jp/
■NAHANAVI 那覇ナビ
https://www.naha-navi.or.jp/
→那覇市観光協会のサイト
■那覇市 公式サイト
https://www.city.naha.okinawa.jp/
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト