【十二支めぐり】達磨寺(那覇市)

達磨寺の名で親しまれている西来院

西来院
達磨寺(沖縄県那覇市)

西来院さいらいいんは「達磨寺」で親しまれている。

達磨寺は少し変わっていて境内には稲荷社が鎮座していた。

稲荷社には朱色の並んだ鳥居もあって、沖縄ではあまり見ないものかもしれない。

こちらのお寺も参拝者がいて、ほかの首里四寺のように人気があった。

西来院

西来院
達磨寺(沖縄県那覇市)

首里駅から徒歩圏内、首里城へ行く途中に達磨寺は鎮座している。首里城を訪れるときにはぜひとも寄ってほしいところだ。

達磨寺では、十二支のうち卯、戌・亥の守り本尊が祀られている。卯年は「文殊菩薩」、戌・亥年は「阿弥陀如来」が守り本尊だ。

首里四寺は信仰が厚いようでどの寺でも参拝者の姿を見かけた。そのため邪魔をしないよう達磨寺でも参拝が終わったらすぐに寺をあとにした。

西来院
達磨寺(沖縄県那覇市)

案内板があり次のように紹介されていた。

開山(始祖)球陽國師菊隠宗意禅師

達磨峰西来院は、尚真王時代は、開山禅師の僧院であった。
禅師は京都五山大徳寺の古渓禅師の法を嗣ぎ菊隠の法号を受け、悟道に徹し、智行兼備の高僧であった。一六一一年尚寧王より、現在の首里儀保町内に広大な寺域を賜って創建された拝領寺である。
禅師は、一六〇九年島津藩による琉球侵入の時、その國難に関与すべく王命を受け、常に國王の側近に侍して東西奔走、薩摩との和平、日琉親善の交流に老骨を捧げ尽くした。
その勲功により王國の最高位たる三司官となり、更に琉球唯一の國師号を賜った。それより法燈盛衰の歴史があるが、現在地に移転したのは明治初期頃と推考します。(今次大戦により文献不備)

参考までにほかの三寺では次の干支を祀っている。首里四寺はすべて那覇市内に鎮座しているので、一気に参拝することも可能だ。

  • 首里観音堂 慈眼院…子、丑・寅、辰・巳、午
  • 太平山 安國寺…酉
  • 大日山 盛光寺…未・申
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■首里四寺
琉球時代から信仰が厚い首里の四寺「首里観音堂」
首里四寺のひとつ「安國禅寺」

西来院周辺のMAP

西来院 ~達磨寺~
(所在地 沖縄県那覇市首里赤田町1-5-1)

■西来院までの距離(徒歩の場合)
・首里駅…約 0.369km(04分)

■西来院までの距離(車の場合)
・那覇市役所(那覇市泉崎1-1-1)…約 5.02km(13分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 10.66km(24分)

観光情報についての参考サイト

■NAHANAVI 那覇ナビ
https://www.naha-navi.or.jp/
→那覇市観光協会のサイト

■那覇市 公式サイト
https://www.city.naha.okinawa.jp/

■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト

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