世界遺産 今帰仁城跡
今帰仁城跡は、沖縄本島にある世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつで観光スポットとして人気がある。
グスクは世界遺産として知られているが、地元では桜の名所としても有名で、サクラの咲く時期になると花見に訪れる人たちがやってくる。
「今帰仁グスク桜まつり」
沖縄の桜は開花が早く、1月下旬~2月上旬に開花する。
色は濃いピンクの「カンヒザクラ」でとても華やかだ。
桜の花見スポットは沖縄県内のあちこちにあるが、今帰仁城跡のサクラは有名で毎年『今帰仁グスク桜まつり』が開催される。
祭りの期間中はライトアップされるため、昼も夜も花見を楽しむことができるようになっている。
今帰仁城跡周辺には桜がたくさんあるため、グスク以外の場所でも楽しめるポイントが多い。
休日の場合は大勢の人が訪れるため混雑することもあるが、平日に訪れてみるとゆっくり楽しめたりするからおススメだ。
■『今帰仁グスク桜まつり』の基本情報(2018年)
・期間…2018年1月27日~2月12日
・時間…08:00~21:00
・料金…おとな400円
今帰仁城跡のようす
今帰仁城跡は沖縄本島の政治勢力が三つに分かれていた琉球時代に、北部の中心となった場所で琉球歴史にも登場する。
グスクは建物などがないため少し物足りない感じもするが城壁などがあり、構造がわかるようになっている。
今帰仁城跡は城壁の形が変わっていて、緩やかな曲線で城内を取り囲むタイプが多いなか、今帰仁城跡はぐにゃぐにゃした城壁となっている部分があって面白い。
城内
グスクは高台に造られることが多いため眺めがよく、今帰仁城跡周辺は緑が多いため空気も気持ちがいい。
城内には門から伸びる石畳があって散策するのによかった。
今帰仁城跡の御嶽
今帰仁グスクは後世になると祭りを執り行う場所となったためか城内には拝所がいくつかあった。
グスク内に御嶽などがあるのは珍しいことではなく、ほかのグスクにも御嶽は存在する。
ただし今帰仁グスクは『今帰仁上り』という拝所巡りに含まれているため、わりと知られた御嶽となっている。
- 今帰仁上り
沖縄には聖地や旧跡などを一族で巡拝する行事があったりする。巡拝する箇所は一族によって少しずつ異なっていたりするが、共通する聖地も多い。
「今帰仁上り」は巡拝行事のひとつとして知られている。巡拝箇所は今帰仁村を中心とした聖地や旧跡をめぐる。
【こぼれ話】1970年頃の今帰仁城跡
むかしから今帰仁グスクは名所だったようで、わが家のアルバムにもスクラップがあった。
現在は整備されているが、むかしは森の中に埋もれていたのか城壁しか見えない。
入手した今帰仁城跡のリーフレットと入場券
今帰仁城跡の観覧料には「歴史文化センター」の見学も含まれていて、センターでは今帰仁村の歴史と文化を紹介している。
グスクから出土したものなども展示しているので、今帰仁城跡を訪れるなら忘れずに歴史文化センターも見ておきたい。
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写真が多数展示されている今帰仁村歴史文化センター(今帰仁村)
今帰仁城跡周辺のMAP
世界遺産 今帰仁城跡
(所在地 沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101)
■今帰仁城跡までの距離(車の場合)
・今帰仁村役場(今帰仁村字仲宗根219)…約 6.19km(12分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 91.1km(2時間18分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 86.8km(2時間09分)
【こぼれ話】世界遺産 今帰仁城跡
沖縄本島には世界遺産に登録された史跡が9つある。
- 首里城跡(那覇市)
- 園比屋武御嶽石門(那覇市)
- 玉陵(那覇市)
- 識名園(那覇市)
- 斎場御嶽(南城市)
- 中城城跡(中城村)
- 勝連城跡(うるま市)
- 座喜味城跡(読谷村)
- 今帰仁城跡(今帰仁村)
今帰仁城跡は那覇空港から一番離れているうえに、ほかの世界遺産の史跡とも距離があるため交通が不便な点がある。
しかし観光地として人気のある「沖縄美ら海水族館」や「古宇利島」とは近いので、北部へ観光するときに一緒に訪れてみるといいかもしれない。
関連する記事
観光情報についての参考サイト
■世界遺産 今帰仁城跡
https://www.nakijinjoseki-osi.jp/
■今帰仁村観光協会
https://www.nakijinson.jp/
■今帰仁村 公式サイト
https://www.nakijin.jp/
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト
追記
|2023/01|関連記事の追加、リンク修正済み