沖縄の焼物について知りたいなら壺屋焼物博物館へ
琉球時代に王府が陶工を集めたところが壺屋、そこからやちむん(焼物)の産地として知られるようになり、壺屋焼が陶芸品となった。
しかし沖縄の焼物は、有田焼や伊万里焼などのように全国的に有名ではなく、伝統工芸品として贈答用に扱われているように見える。
そう考える理由は、一般家庭で壺屋焼が使われているのをめったに見ないからだ。
私にとって壺屋焼はあまり身近ではないが、沖縄の焼物に興味を持ったので、壺屋焼物博物館へ行ってきた。
壺屋焼物博物館のようす
壺屋焼物博物館は那覇市のやちむん通りにあり、焼物に特化した博物館となっている。
特殊な展示内容だからなのか、訪れたときは来館者が少なく、おかげでじっくりと見学できた。
博物館は、おもに写真や焼物を使った展示を行っていて、解説を読むことで詳細を知ることができる。
また展示だけではなく映像も流していて、陶工たちが作品を作り上げていくようすを見ることができた。
普段は完成した製品しか見ないので、陶工が厨子甕やシーサーを作っていく工程は見ていて興味深かった。
ほかに民家の内部を再現したコーナーもあり、台所と居間の細部まで再現していたので、昔の沖縄の生活がわかってよかった。
焼物に特化した博物館なので、展示内容はちょっと物足りなかったけど、映像で作品づくりを見れたのはよかった。
伝統工芸を映像に残しておくと、一連の流れを後世まで伝えられる。
史料としての価値も高いので、これからもいろんな作品を残していってほしいものだ。
入手した壺屋関連のリーフレット
「壺屋歩きを楽しむための十か条」は、マップ付きで壺屋界隈の観光スポットを紹介している。
井戸や御嶽なども掲載しているから珍しいかも。
壺屋焼物博物館周辺のMAP
壺屋焼物博物館
(所在地 沖縄県那覇市壺屋1-9-32)
■壺屋焼物博物館までの距離(徒歩の場合)
・ゆいレール「牧志駅」…約 0.605km(07分)
・那覇市役所(那覇市泉崎1-1-1)…約 1.39km(17分)
■壺屋焼物博物館までの距離(車の場合)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 6.47km(16分)
観光情報についての参考サイト
■NAHANAVI 那覇ナビ
https://www.naha-navi.or.jp/
→那覇市観光協会のサイト
■那覇市 公式サイト
https://www.city.naha.okinawa.jp/
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト