名護曲ファミリーレストラン
旅に出ると、その土地の郷土料理を食べるという楽しみがある。
料理から、地理的な要素や風習など地域の風土を知る手がかりが見つかることもある。
むかしは交通が発達していなかったので、交流が少なく独自の文化があり、料理も地域色があった。
しかし現在だと流通がよくなったので、文化も食べ物も共通化していて、どこへ行っても似たような料理が食べられる。
便利になった分、独自性が薄くなり郷土料理が珍しいものへと変わり、食べる機会も減ってきているのは寂しいことだ。
例にもれず沖縄にも独自の郷土料理があり、郷土料理をメインに営業しているお店がある。
郷土料理が無性に食べたいという衝動に駆られたので、名護曲ファミリーレストランへ行ってきた。
ボロボロジューシーを注文
名護曲ファミリーレストランは那覇から名護へ向かう場合だと、お店は反対車線側にあって少し入りにくいが、駐車場は数台分用意されているから便利だ。
店名にレストランとついているが、店内に洋風な感じはなく、食堂に近いタイプで、テーブル席に座敷がある。
ごちゃっとした感じが民家っぽくて味があり、狭く感じるが席数は多くて利用者も絶えない。
メニューを開くと、郷土料理の種類が豊富で選べるうれしさから、にやついてしまった。
いろいろ食べてみたいものはあったが、連日の疲れから体がだるかったので、ボロボロジューシーを注文した。
しばらくして運ばれてきたジューシーは熱々で、野菜が数種類入っていて、小鉢3品にジューシーに入れる生卵もある。
栄養バランスと消化によさそうな料理を見て食欲がそそられた。
食べてみるとジューシーは出汁がきいていて美味しく、体に染み込むような味に満足した。
食べていくうちに、だんだんと落ち着いてきたので、店内を観察してみると、有名人のサインと思われる色紙が店内に飾られていた。
よくよく見ていくと、どうやらお店の関係者が現役のノロらしい。
何だか不思議なレストランだが、1983年創業、メニュー数は200品以上という豊富さで、沖縄の郷土料理が味わえるうれしいお店だ。
こんなにたさくさんの郷土料理がメニューにあるお店は見たことがなく、日常ではなかなか食べることのない珍しい郷土料理もある。
沖縄でもかなりレアな店舗なので、郷土料理を食べてみたいという人におすすめだ。
■名護曲ファミリーレストランの基本情報
・営業時間…11:00~21:00/無休
入手した名護曲ファミリーレストランのリーフレット
【こぼれ話】ノロとは
琉球時代の女性神職。国から拝命を受けて地域の祭祀を取り仕切っていた。
現在は(国から拝命を受けた)正式なノロ職はないが、祭祀が残っている地域でノロが取り仕切っているところもある。
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名護曲レストラン周辺のMAP
名護曲ファミリーレストラン
(所在地 沖縄県名護市世冨慶574)
■名護曲ファミリーレストランまでの距離(車の場合)
・名護市役所(名護市港1-1-1)…約 2.32km(03分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 61.6km(1時間29分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 65.8km(1時間37分)
観光情報についての参考サイト
■なごむん
https://nagomun.or.jp/
→名護市観光協会
■名護市役所
http://www.city.nago.okinawa.jp/
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト