沖縄本島から30分で行ける津堅島
沖縄県うるま市に属する離島「津堅島」へ行ってきた。
今回の旅は、車両ごとフェリーで津堅島へ向かった。
島たびは、マリンレジャーではなく、日帰りで津堅島あるきをすることが目的なので、移動手段として車を利用している。
これから津堅島を訪れる予定のある人は、参考にどうぞ。
津堅島の基本情報
津堅島(沖縄県うるま市)
- 周囲:約 7.0km
- 面積:約 1.88k㎡
沖縄県うるま市には島がいくつかある。
知名度のある「平安座島」「浜比嘉島」「宮城島」「伊計島」は、それぞれ橋が架けられており、海中道路を使って行くことができる。
しかし、津堅島へは海を渡らなければならない。
沖縄本島のうるま市の港から4kmほど離れたところにある津堅島は、フェリーだと約30分、高速船だと約15分で着く離島なので、日帰りも可能だ。
島は、あまり観光化されていないが、マリンスポーツファンが多く、旅人たちのほとんどは海でのレジャーを楽しむために訪れる。
津堅島は、沖縄の危険生物として恐れられている、毒ヘビ「ハブ」のいない島なので、島あるきも安心して楽しめる。
(ただし、ハブについては、最新情報を確認したほうがいい)
関連する記事
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毒蛇ハブなど、陸上にいる「沖縄のキケン生物」たちのことを書いた記事。
津堅島の散策スケジュール
今回の島たびは、「うるま市観光MAP」(パンフレット)を参考にして、津堅島あるきを計画。
島での滞在予定時間は約3.5時間、移動手段に車を使って、津堅島の名所を訪れることを目的とした。
10:45 ターミナルに到着
11:00 平敷屋港 出発
11:30 津堅港 着
~津堅島あるき~
14:45 ターミナルに到着
15:00 津堅港 出発
15:30 平敷屋港 着
津堅島あるき
フェリーで海を渡ること約30分。
あっという間に津堅島へ到着し、さっそく島あるきを開始した。
トゥマイ浜(津堅島ビーチ)
津堅島で最も人気のあるビーチが、トゥマイ浜(津堅島ビーチ)だ。
ビーチの周囲に、マリン用品をレンタルしている施設や、シャワー・トイレなどの設備もあるので、マリンスポーツをするのに最適だ。
今回はシーズンオフ(10月下旬)に訪れたので、ビーチを利用する人はいなくて閑散としていたが、おかげで、この美しい海岸を独占でき、ゆっくり砂浜を散策できてよかった。
トゥマイ浜は、透明度が高く穏やかなビーチだったので、次は海中をのぞいてみたい。
トゥマイ浜近くのキャンプ場関連の施設
シーズンオフだと、レジャー施設は営業していないようで人気はなかった。
トゥマイ浜へ向かう途中、地元の方と思われる人たちが、ビーチの横のテーブルで海を眺めていたり、昼寝をしている姿も見られ、島らしい時間が流れていて、ほのぼのした。
にんじん展望台
津堅島の特産物「ニンジン」をデザインした展望台で、ここから島の風景を見渡すことはもちろんのこと、沖縄本島までも見ることができる。
にんじん展望台のとなりには津堅島灯台が建っていた。
この展望台から夕焼けを見るのはいいが、暗くなり始めると灯台に光が灯るので、夜景を見るにはちょっとまぶしいかもかもしれない。
灯台跡
津堅島には現在稼働中の津堅島灯台のほかに、「灯台跡」が残っている。
沖縄戦で壊されて、土台部分しか残っていないが、レンガ造りの風情のある灯台だったと思われる。
食事処「津堅みやらび」から近い場所に灯台跡はあり、となりは海岸で眺めがよかった。
ホートガー
ホートガーは海岸にある。
「クボウグスクとその植物群落」へ行く道の左に、海へ抜けられる坂道があるが、そこから下っていくと、ホートガーへ着く。
道はちょっと足場が悪かったので、履物に注意した方がいいかもしれない。
ホートガーは、鳩が見つけたという伝承のある湧水で、むかしは飲料水として使われたとのこと。
また、ホートガーのとなりには祠があり、祀っている鍾乳石は「マーカー」と呼ばれていて、拝所になっている。
クボウグスクとその植物群落
ホートガー入口の近くには、島の奥へ続く道があり、「クボウグスクとその植物群落」の入口となっている。
このグスク一帯は拝所になっているようで、沖縄独特の植物が生育している。
今回は、入口から様子をうかがっただけだが、次回はゆっくり見てみたい。
島の大半を占める畑
車を走らせていると、赤土の畑が広がっている場所にでた。
津堅島の特産物にニンジンがあるが、その畑だったのかもしれない。
この時期は収穫が終わったばかりなのか、何もなく耕されているだけの畑だった。
島の集落内
住宅地も通ってみたが、昼下がりの集落内は人の姿はなく、静まり返っていた。
道は見通しが悪い所が多かったので、飛び出しがないか心配だった。
事前に、島の中にお店があることを調べていたが、通り抜けた道では見かけなかった。
キャロット愛ランドマリンターミナル
津堅島側にも旅客待合所があり、「キャロット愛ランドマリンターミナル」という名称がついている。
ここが「津堅港」となっていて、船が発着する。
ターミナル内でお土産の販売などを行っているようだが、シーズンオフの今回はお店も閉まっていて、省エネのためなのか、電気が消えていて暗かった。
ターミナルにはステンドグラスがあった。
津堅島の特産「ニンジン」をモチーフにしていて、ステンドグラスからもれる光が、足元でニンジン映していることに気づいたときは、何だか得した気分になった。
食事処 津堅みやらび
昼食をとるために「津堅みやらび」を訪れた。
500円で定食を食べることができ、満足度も高くてよかった。
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◇
津堅島は、小さな島だが、ほかにも行ってみたい観光スポットがあった。
今回は時間の都合でパスしたが、次に訪れた時は、別の観光スポットへも行ってみるつもりだ。
津堅島の旅予算
今回の島たびは、日帰りで短時間の旅程だったので、費用はそれほどかからなかった。
■日帰り(一人)……10820円
(内訳)
・船運賃(車両と運転手1人):片道4910円×2=9820円
・飲食代:約1000円
津堅島への船について
津堅島へ行くには、沖縄本島から海を渡らなければならない。
船は一日4往復しているので、日帰りで島たびを楽しむことができる。
今回は移動手段に車を使ったが、旅の数日前に往復の車両運送を予約しておいて、当日支払いをし、「フェリー」で津堅島へ渡った(高速船は車両運送は対応していないとのことだった)。
フェリーへ乗り込むとき、車をバックで入れなければならなかったので緊張した。
津堅島へのアクセスのサンプル
— 注意 —
記事のデータは、島たびをした当時の情報。
料金や時刻表は変わる可能性があるので、最新情報の確認が必要だ。
船の運賃
フェリーと高速船の運賃は、おとな料金を記載している。
フェリー(所要時間 約30分) | 高速船(所要時間 約12分) |
---|---|
片道 640円 往復 1220円 |
片道 790円 往復 1510円 |
車両の運賃(3~4mの場合)
片道 4910円(運転手1人込み)
※ 車両運送は要予約
※ フェリーのみ
船の時刻表
たまに高速船とフェリーが入れ替わることもあるらしいので、注意が必要だ。
平敷屋港(沖縄本島)→津堅港 | 津堅港→平敷屋港(沖縄本島) |
---|---|
07:30 高速 09:00 フェリー 11:00 フェリー 14:00 フェリー 17:00 高速 |
08:00 高速 10:00 フェリー 12:00 フェリー 15:00 フェリー 17:30 高速 |
平敷屋港の周辺MAP
津堅島への船は、うるま市の勝連半島にある「平敷屋港」から出発する。
港には「平敷屋地区旅客待合所」があり、駐車場が完備されている。
平敷屋地区旅客待合所(平敷屋港)
(所在地 沖縄県うるま市勝連平敷屋3784-21)
■平敷屋港までの距離(車の場合)
・うるま市役所(うるま市みどり町1-1-1)…約 11.26km(26分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 37.68km(1時間17分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 40.72km(1時間24分)
島たびで使った資料など
今回の「津堅島あるき」では、うるま市の「観光マップ」を使った。
観光マップは、うるま市全体の観光情報が掲載されていて、地図もついているのでかなり役に立つ。
この観光マップのなかに、「津堅島」の地図と観光情報も載っていたので、その部分を活用した。
上の写真の左側が津堅島の情報をピックアップしたもの。
右側はうるま市の「観光地図」。
下の写真は、上の「観光地図」の裏面で、うるま市の観光情報の詳細が載っている。
津堅島たびのまとめ
- 津堅島は小さな島なので、健脚なら歩いて回るのもありかも。
でも、道には木陰がないので日差しが強い場合はお勧めしない。 - 日帰りの津堅島ツアーを行っている旅行会社もあったりする。
初めての島たびなら、好みのツアーを探して利用してみるのもいいかもしれない。
観光情報についての参考サイト
■うるまいろ
http://uruma-ru.jp/
→うるま市観光物産協会
■うるま時間
https://urumajikan.com/
→うるま市観光サイト
■うるま市 公式サイト
https://www.city.uruma.lg.jp/index.php
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト
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追記
|2023/02|リンク修正済み