英祖王統(5代)
英祖王統は5代続いている。
王に関連する伝承や史跡などをまとめてみたが、情報が少なかった。
6つに分かれる琉球王統
天孫氏王統
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舜天王統
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英祖王統
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察度王統
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第一尚氏王統
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第二尚氏王統
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王に関連する伝承や史跡などをまとめてみた
01 英祖
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02 大成
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03 英慈
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04 玉城
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05 西威
1代目:英祖
英祖…1260年~1299年
伝承では、英祖は天孫氏の末裔という恵祖の世の主の子で、太陽の子伝説をもち、伊祖グスクを拠点としていた。
極楽山と称する墓を造ったとされ、それが現在の浦添ようどれとされている。
英祖についてうたわれた『おもろ』があるため、実在したともいわれている。
浦添ようどれ(浦添市)
琉球王に関連するお墓。
右側…英祖王の墓、左側…尚寧王(第二尚氏王統)の墓とその一族が眠っているといわれている。
伊祖城跡(浦添市)
英祖の誕生の地といわれている。
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2代目:大成
大成…1300年~1308年
3代目:英慈
英慈…1309年~1313年
4代目:玉城
玉城…1314年~1336年
5代目:西威
西威…1337年~1349年
西威は幼少のときに王位についたため母親が政治の実権をにぎっていたが次第に衰退していき、英祖王統は終わりを告げて新たに察度王統へと変わった。
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【こぼれ話】わが家に伝わる琉球王の系図(一部抜粋)
わが家には一門にまつわる伝承が記された書類があり、そこには琉球王の系図を記したページもある。
系図の中から英祖王の部分を抜粋すると下図のようになっている。

さきに紹介したように、わが家に伝わる系図でも英祖王は天孫王統からの流れを組む形になっている。
しかし伝承の系図も真偽は不明なので、一説として考えておいたほうがよさそうだ。
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