沖縄の民家のイメージは赤瓦屋根だったけど・・・
むかしはけっこうあったという赤瓦屋根の家。
今ではコンクリート造りが多いから、赤瓦があること自体が珍しいかもしれない。
沖縄で見かけた赤瓦屋根の家の写真を集めてみた。
赤瓦の屋根にちょこんといるシーサーが好き
生活している家は当然、見学できない。
そこでおすすめしたいのは、県立博物館やレジャー施設など。屋外展示物として実物大の民家が展示されていることがある。
上の写真は沖縄県立博物館の展示物だ。
展示しているだけだと資料としては不十分なので、訪れた人が理解しやすいように説明板が用意されている。次のように紹介されていた。
沖縄の伝統的な民家は、高温多湿の気候風土に適した構造をしています。門扉がなく、母屋も雨戸を全開にして風を通します。また、母屋の正面にあるヒンプン(中垣)は、外部への目隠しとなります。
母屋の間取りは、一番座(客間)、二番座(仏間)、裏座(寝室など)、台所に区分されます。母屋の軒、またはその下をアマハジ(雨端)といい、大きな庇が日陰をつくる快適な空間です。軽作業や社交の場として利用します。
(説明板より抜粋)
ほかに海洋博公園内の「おきなわ郷土村」(本部町)でも実物大展示を見かけたので、興味がある方は、近くへ行くことがあれば寄ってみるといいかも。
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赤瓦屋根のある風景
離島では観光名所として残っている
渡名喜島では現役の赤瓦屋敷が多い。
以前、島を訪れたときに、屋根をふいている家を見かけた。島は防風林となるフクギと赤瓦の屋敷風景があり、のどかな島時間が流れるなかでの散策は気持ちが良かった。