沖縄県立博物館・美術館
現在の沖縄県立博物館は2007年に開館しており、おもろまち駅から徒歩圏内にあってアクセスがいい。
しかも博物館の周囲は商業施設があり、買い物や食事も楽しむことができる便利な立地となっている。
金曜日と土曜日は閉館時間が20:00となっているので、仕事帰りに行くことだって可能な嬉しい施設だ。
県立博物館のようす
沖縄の自然や民俗などを知ることができる沖縄県立博物館は展示物が多くて見ごたえがある。
個人的に動植物に関するコーナーが気に入っていて、沖縄独自の植物や生きものを知ることができるから見ていて勉強になる。
沖縄の自然環境を再現した展示物もあり、視覚的にわかりやすいから子どもも楽しめる施設だと思う。
再現率はかなり高く、本物と疑うほどリアルにできているので、虫が苦手な人は驚くかもしれない。
民具などは、市町村にある資料館や博物館でもよく見かける。
毎回思うことだが、現在使われていない道具が多いので、ただ展示していてもどのように使っていたのかがわからない。
なので、道具を使っているようすを再現したジオラマなどがあったらいいなと思ってしまう。
興味深いと思ったのは沖縄の信仰関連の展示物だ。
白い衣装に身を包んだカミンチュが御嶽の前で祈りをささげているようすを再現していた。
民俗や文化の特性が出ている貴重な内容は、その地域でしか学べないのでもっと展示物を増やしてほしいと思った。
関連する記事
すてきなデザインが多い
沖縄県立博物館と県立美術館は併設している。
そのせいか、建物のデザインにユニークな部分が多くて見ていて面白い。
まず外観は沖縄にあるグスクのように見えるし、博物館の入り口も凝った造りだ。
館内の天井部分には面白いデザインの明かり窓があり、じっくり建物を見て回るといろんな発見がある。
屋外にもある展示
数は少ないけど屋外展示物もある。
今では少なくなった赤瓦の木造屋敷を再現した展示物は祖父母の家を思い出してほっこりした。
入手した県立博物館・美術館のリーフレット
博物館と美術館は同じ建物となっていて、建物半分を博物館と美術館に分けた形になっている。
ほかにも、見どころなどを紹介したチラシなどがあった。
【こぼれ話】ワークショップ
沖縄県立博物館では定期的にいろんなワークショップが行なわれている。
一度「漆喰シーサーづくり」に参加したことがあるが、漆喰を使って手づくりのシーサーを一から作れたので達成感があった。
出来栄えは微妙だったが、自分で制作したシーサーは後日持ち返ることができたので記念になった。
ほかにバックヤードツアーやさまざまな講義があり、無料で参加できるものが多いので、興味がある人は公式サイトで確認してみるといいかも。
- 漆喰シーサー…沖縄の民家の屋根にいる漆喰で作られたシーサーのこと
関連する記事
県立博物館・美術館周辺のMAP
沖縄県立博物館・美術館
(所在地 沖縄県那覇市おもろまち3-1-1)
■県立博物館・美術館までの距離(車の場合)
・那覇市役所…約 2.61km(07分)
・那覇空港…約 7.91㎞(17分)
・沖縄県庁…約 2.59km(07分)
■ゆいレール利用の場合(徒歩)
・最寄り駅「おもろまち」…約 0.735km(09分)
観光情報についての参考サイト
■沖縄県立博物館・美術館
公式サイト
■那覇ナビ
那覇市観光協会のサイト
■那覇市
公式サイト