【島たび】日帰り旅行で渡名喜島へ

渡名喜島へいってきた(渡名喜村)

渡名喜島
渡名喜島(沖縄県渡名喜村)

渡名喜島となきじまはタイミングが合えば沖縄本島から日帰り旅行が可能な離島だ。

大きなレジャー施設などはない素朴な島で、渡名喜村の集落のほとんどの部分は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

渡名喜島へはむかしながらの沖縄の風景が残るなかで島時間を味わうために訪れた。

渡名喜島
渡名喜島の周辺地図

渡名喜島のようす

渡名喜島
渡名喜村役場

■渡名喜島…面積:約3.56k㎡、周囲:約16.1km

期間限定だが渡名喜島へ日帰り旅行ができたので島へ行ってみた。

小さな島だったので簡単に島めぐりできるだろうと考え、移動手段は徒歩にした。

しかし島内は思っていたより起伏があって移動に体力を使ってしまい、徒歩だとせまい範囲しか行くことができなかった。

村道1号線

渡名喜島
村道1号線(渡名喜島)

渡名喜島へ到着しフェリーターミナルから出てみると目の前は集落となっていた。

村道1号線と書かれた道があり、集落内へと続いていたのでここを中心に散策をスタートした。

小さな道はきれいに清掃されていて、珍しいことにアスファルト舗装されてなくてちょっと驚いた。

この道は暗くなり始めるとフットライトが点くらしく、観光リーフレットの写真を見るとライトアップされた道は幻想的だった。

渡名喜島
渡名喜島のようす

ほかに集落付近で印象に残ったのは灯台だ。

灯台は集落入口に建っていて、周りは住宅で灯台のサイズも小さめだったので、本当に灯台なのかと疑問に思うくらい目立たなかった。

あとは素朴は集落となっていて役場で観光リーフレットを入手し、地図を頼りに散策を続けた。

日中の渡名喜島は肌に突き刺さるような強い日差しがふりそそいでいて、木陰のないなかでの徒歩移動には体力が必要となることを身をもって知った。

この強い日差しを避けるためか地元の人たちの姿はあまり見なかった。

渡名喜島
カーラヤーの建築(渡名喜島)

集落にある屋敷はそれぞれ塀で囲まれていて防風林と思われるフクギが庭に植えられていた。

家は赤瓦を使ったむかしながらの沖縄の屋敷でとても景観が良く、沖縄らしさをあちこちで感じるすてきな島だった。

サカシ散策道

渡名喜島
展望

集落から足をのばしてサカシ散策道へ行ってみた。

散策道はきれいに整備されているので歩きやすかったが、ちょっとした山となっているうえに、照りつける日差しが強くて上り坂はしんどかった。

渡名喜島
渡名喜島からみた海

しかし散策道は高台となっているため常に海を見渡すことができ、眺めがとても良く吹いてくる風は気持ちが良かった。

渡名喜里遺跡(里御嶽)

渡名喜島
里御嶽(渡名喜島)

サカシ散策道を歩いている途中に渡名喜里遺跡があった。

渡名喜里遺跡は御嶽にもなっているようで、リーフレットによると渡名喜島内随一の信仰地らしい。

拝所なので一礼してから散策を続けた。

渡名喜島の集落

渡名喜島
渡名喜島の集落

サカシ散策道からは渡名喜島の集落も見えた。

屋敷を囲むフクギの緑と屋根の赤瓦を上から見ることができ、むかしの沖縄風景が残る島の景観に感動した。

むかしは沖縄本島でもあちこちにカーラヤーはあったが今では珍しい存在だ。

渡名喜島の集落は重要伝統的建造物群保存地区となっているが、その姿を見たいなら高台から集落を見たほうがわかりやすいかもしれない。

入砂島

渡名喜村
入砂島(沖縄県渡名喜村)

入砂島は渡名喜村に属する無人島で米軍の射撃訓練場となっている。

残念ながら島は立入禁止となっているが、遠くから見たようすだと、砂浜のある島なので海岸を散策すると気持ち良さそうだ。

海岸沿いの道

渡名喜島
渡名喜島の海辺

帰りのフェリーが来るまでの間、ターミナル周辺も散策してみた。

とくに目立ったものはなかったが、海岸沿いの海はきれいでずっと散策したかったが、日陰がなく日差しがきつかったので先へは行かなかった。


初めての渡名喜島日帰り旅行は準備不足だったと痛感した。

徒歩では島のほんの一部しか回ることができなかったので、次はレンタカーを使った島めぐりをしてみようと思う。

入手した渡名喜島のリーフレット

渡名喜島
渡名喜島のパンフレット
渡名喜島リーフレット
渡名喜島リーフレット

リーフレットの地図を見ると、集落は一カ所にまとまっていて島のほとんどは森となっているようだ。

渡名喜島までのアクセス

渡名喜島
フェリーターミナル(渡名喜島)

渡名喜島へ行くには久米島行きのフェリーを利用する。

フェリーは、那覇(沖縄本島)~渡名喜島~久米島の経路となっていて、「フェリー琉球」または「ニューくめしま」の2種類の船のうち、どちらかが出港する。

フェリー
フェリー(沖縄県渡名喜村)

— 注意 —
記事のデータは作成時の情報をもとにしている。
料金や時刻表は変わる可能性があるので最新情報の確認が必要だ。

那覇~渡名喜のフェリー情報(2018年)
・おとな料金…片道 2700円、往復 5130円
・自動車航送運賃…片道 9930円(3~4m未満の場合)

往路】那覇市→渡名喜島
08:30
泊港 発

10:15(10:45)
渡名喜島 着

久米島へ

復路】渡名喜島→那覇市
10:05(10:15)
渡名喜島 発

11:50(12:30)
泊港 着

復路】※4~10月…金曜日のみ増便(日帰り旅行が可能になる)
15:35(15:45)
渡名喜島 発

17:20(18:00)
泊港 着

泊港(通称とまりん)

とまりん
泊港(通称とまりん)

離島行きのフェリーのほとんどが泊港(通称とまりん)から出港している。

渡名喜島へ行く場合も「とまりん」を利用するが、久米島行きのフェリーに乗る。

とまりん
(所在地 沖縄県那覇市前島3-25-1)

■とまりん「泊港」までの距離(車の場合)
・那覇市役所(那覇市泉崎1-1-1)…約 1.75km(03分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 5.05km(08分)

関連する記事

離島へ行く船がでる泊ふ頭旅客ターミナルビル(那覇市)

観光情報についての参考サイト

■渡名喜島
https://www.tonaki-kanko.com/
→渡名喜村観光協会

■渡名喜村 公式サイト
http://www.vill.tonaki.okinawa.jp/index.jsp

■とまりん 泊ふ頭旅客ターミナルビル
https://www.tomarin.com/

■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト

追記

|2023/01|関連記事の追加、リンク修正済み

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