むかしの沖縄民家が見たいなら「おきなわ郷土村」へ
海洋博公園は、沖縄国際海洋博覧会を記念して設置された国営公園で、広い敷地のなかには美ら海水族館や熱帯ドリームセンター、博物館、ビーチなどがある。
じっくり見たいなら一日では足りないくらい名所が多く、しかも無料で利用できる施設もあるからおススメだ。
今回の記事では海洋博公園内にある「おきなわ郷土村」を紹介していく。
おきなわ郷土村のようす
おきなわ郷土村は、むかしの沖縄の民家を再現・展示していて、無料で見学できるようになっている。
民家の展示がメインとなっているが、集落の様子も再現している部分もあったので、沖縄の民俗を勉強するときの参考になりそうだ。
むかしの沖縄の民家
民家は一種類ではなく、地位や職、住んでいる地域別など違うタイプの民家を再現していた。
それぞれを比べると、建物の造りや庭のようすも変わっていたので面白かった。
建物だけだと理解しにくいが、民家ごとに屋敷の見取り図付きの説明板が設置されていたので、とてもわかりやすい展示となっていた。
民家の内部まで再現
おきなわ郷土村では展示方法を工夫していて、民家の内部まで再現していたのには驚いた。
家の中をのぞいてみると家財が置かれていて、当時の生活の様子がわかるようになっていた。
屋外にある施設
民家以外に目を引いたのは畜舎で、ヤギが飼育されていたりフールがあった。
- フール…豚舎と便所が一体となっている施設
共同の施設
おきなわ郷土村は民家の再現が多かったが、村人が共同で使う井泉や高倉などもあり、見るものが多くて全部を回るのに時間がかかった。
おきなわ郷土村で見かけた植物
おきなわ郷土村を散策しているといろんな植物を見かけた。
植物にも配慮しているようで、バナナやテッポウユリ、ゲットウなど沖縄の植物を観察できてよかった。
むかしの沖縄の民家が見たくておきなわ郷土村を訪れたが、展示物の種類が多く展示内容がよくて満足できた。
少し気になったのは陰をつくる高い木が少なかったことだ。
屋外展示なので歩いて回ることになるから、日焼けや熱中症対策をしてから訪れたほうがいい。
入手したおきなわ郷土村のリーフレット
展示物の近くに説明板があるので現地で概要を知ることもできるが、リーフレットでも細かく紹介されている。
入手した海洋博公園のリーフレット
海外からの旅行者にも読めるようリーフレットは配慮されていて、複数の外国語で書かれたものもあった。
海洋博公園は敷地が広いので、移動のときにリーフレットの地図はかなり役に立った。
イラストで細かく描かれていてわかりやすいから持っておくと便利だ。
海洋博公園周辺のMAP
おきなわ郷土村 ~海洋博公園~
(所在地 沖縄県国頭郡本部町字石川424)
■海洋博公園までの距離(車の場合)
・本部町役場…約 5.08km(09分)
・那覇空港…約 89.8km(2時間13分)
・沖縄県庁…約 85.5km(2時間04分)
観光情報についての参考サイト
■海洋博公園
公式サイト
■本部町
公式サイト