かわいいヤドカリのイメージを見事に壊す大きなヤドカリ
ヤドカリといえば巻貝に入ってちょこちょこと歩く、1~2センチほどの小さな個体を思い浮かべるだろう。
そんなヤドカリは愛らしいが、沖縄には食用のサザエほどのサイズになる大きなヤドカリもいる。
沖縄の海へ行くと簡単に会えるオカヤドカリ
ヤドカリは空いた巻貝に腹部を入れて体を守るとともに宿(棲み家)にしている。
成長とともにサイズが合わなくなるので、体のサイズに合う空いた貝が必要となる。
自然界では空いた巻貝が都合よく落ちているとは限らないし、自分の体に合うとも限らない。そのため空いた巻貝があると取り合いになることもある。
小さい個体はまだ合うサイズがある。ところが大きな個体になると体にフィットする巻貝との出合いが難しくなる。
ヤドカリというと小さな個体が思い浮かぶかもしれないがヤドカリにも種類があり、食用のサザエほどのサイズに成長するものもいる。
初めてみると驚くサイズのオカヤドカリ
オカヤドカリは国の天然記念物となっているので貴重な存在だ。
海岸に行くと簡単にオカヤドカリを見ることができるが、夜のほうが動きが活発になるようで大きな個体を見かけることもある。
上の写真のオカヤドカリは、見てのとおり空いたサザエを棲み家にしている。
オカヤドカリの大きさは食用のサザエの空いたものを利用しているのでどれくらいのサイズなのかが想像できるだろう。
大きなサイズのオカヤドカリにびっくりした方もいるだろう。でもそれ以上に大きな生き物もいる。
かなりレアなので野生のものとは会ったことはないが沖縄にはヤシガニもいる。
下の写真はヤシガニのはく製だが、夜にこんな生き物と遭遇したらかなり恐怖だと思う。