名前が読めなかった御茶屋御殿石造獅子

沖縄出身だけど読めない名称がたまにある。むかしのものは、ウチナーグチで書かれている場合があるからだ。那覇市の首里に鎮座していた石獅子もそのうちのひとつだ。
琉球王の別荘に設置されていた石造りの獅子

世界遺産に登録された史跡群があるので国内外に知られているが、沖縄はかつては琉球という国だった。その歴史は史跡を追うことで感じることができる。
那覇市の首里に石獅子がいるというので会いに行ってきた。これまでの村落獅子と同様、集落の守り神的な存在と思っていたけど、ちょっと違っていた。
御茶屋御殿石造獅子
1677年につくられた王府の別邸御茶屋御殿にあった石造の獅子で、火難をもたらすと考えられていた東風平町富盛の八重瀬岳に向けられていました。
18世紀、文人として名高い程順則が、御茶屋御殿を詠んだ漢詩「東苑八景」に「石洞獅蹲」と記され、御殿を火災やその他の災厄から守る獅子が称えられています。
もとは、現在の首里カトリック教会の敷地にありましたが、がけ崩れの恐れが生じたので、現在地に移しました。
那覇市指定文化財(有形民俗文化財)/昭和61年(1986年)6月25日 指定/那覇市教育委員会 平成5年(1993年)3月設置

まず、琉球王の別荘の存在を知らなかったので驚いた。そして別荘内に魔除けとして石獅子を設置していたというから、さらに驚いた。
そして極めつけが、首里から直線距離で10kmくらい離れている八重瀬岳を恐れて獅子を設置していたこと。
石獅子をめぐっていると、首里の石獅子のように八重瀬岳から災厄がこないように魔除けとして設置された村落獅子に出会う。そんな石獅子を見つけると琉球時代の様子が感じ取れて面白い。
これまでいろんな市町村の石獅子に会ってきたけど、まだ探せていない石獅子は存在するはず。史料などを読んで探してみる気がわいてきた。
【おまけ】説明板にでてきた八重瀬岳に関連する石獅子

八重瀬岳の近くには沖縄で最大最古といわれている石獅子が存在する。もちろん、八重瀬岳を睨みつけて集落を守護している。
関連する記事
沖縄で最大最古といわれている石獅子(八重瀬町)
御茶屋御殿石造獅子について
御茶屋御殿石造獅子
(所在地 沖縄県那覇市首里崎山町1-81-4 あたり)
■御茶屋御殿石造獅子までの距離(徒歩の場合)
・首里駅…約 851m(10分)
■御茶屋御殿石造獅子までの距離(車の場合)
・那覇市役所(那覇市泉崎1-1-1)…約 5.41km(16分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 10.51km(26分)
【ショート動画】首里から離れた八重瀬岳を睨む石獅子
動画の内容 ※音あり(音声「VOICEVOX:もち子(cv 明日葉よもぎ)」)
YouTubeチャンネル ※動画が見れなかった場合
琉球おきなわ説話@ryukyuokinawa
https://www.youtube.com/@ryukyuokinawa
観光情報についての参考サイト
■NAHANAVI 那覇ナビ
那覇市観光協会のサイト
https://www.naha-navi.or.jp/
■那覇市 公式サイト
https://www.city.naha.okinawa.jp/
■おきなわ物語
沖縄観光情報WEBサイト
https://www.okinawastory.jp/


