観音寺境内にある日秀洞
久しぶりに金武町にある観音寺を訪れた。
本堂などは変わっておらず、なつかしいと思いながら境内を散策した。
このときに、以前書いたblogの記事に誤りがあることに気づいた。
間違っていたのは「日秀洞」のことで、過去にアップした記事の場所ではなかったのだ。
そこで、以前紹介した洞穴はどこだったのか写真を見直し、記憶をたどりながら調べていくと、金武町にある酒造だった。
過去の記事を参考にして金武観音寺の日秀洞を探した方々、勘違いの内容で混乱させてしまい、すみませんでした。以前の記事の誤り部分は修正・削除しました。
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今回は正式な日秀洞を訪れ、洞窟内にも入ってみたので改めて日秀洞を紹介します。
日秀洞のようす
日秀洞は観音寺にある鍾乳洞で、むかしは大蛇が住んでいたという伝承があったり、沖縄戦の最中にこの洞窟に隠れて住民が助かったという奇跡の場所だったりもする。
日秀洞は観音寺の本堂を前にして立つと、右側に位置し、洞穴の入り口には柵があり、内側には「日秀洞」へ入る際のマナーなどが書かれている。
日秀洞
日秀洞内には、観音寺鎮守「金武権現(熊野三所権現)」と、「水天」がお祀りされております。
日秀洞は観音寺境内地であり、聖地です。
神仏を敬い、礼儀を守り拝観ください。
鍾乳石は成長を続けています。自然を大切に守りましょう。
沖縄式線香(ヒラウコウ)ウチカビ、酒、米、ビンシーなどの持ち込み禁止です。(マナー違反者が多いため)
奥の大広間部分は自然環境保護のため、立ち入りを制限しております。
ご理解ご協力を宜しくお願いいたします。
金峯山 観音寺住職
訪れたとき、柵は開錠していて洞窟を自由に見学することができた。
日秀洞は洞窟内を灯す明かりがなく、懐中電灯も持っていなかったので、スマホのライトを頼りに散策した。
(注意:正確には洞内を照らすライトがあるのかもしれないが、スイッチの場所がわからなかった)
でも、できれば懐中電灯を用意して訪れたほうがいい。
洞窟内は階段を下ることになり、洞内は周りが湿っている上に暗すぎて足場が危うい。
しかも中はけっこう広い空間になっているので、スマホの明かりでは全体を照らせず、構造がよく見えないのだ。
薄暗い中、洞窟内をめぐったが、御嶽が複数あり人が訪れた痕跡もあったことから、現在も地元の人たちの聖域のようだ。
入り口はそれほど大きくなかったのに、日秀洞の中はけっこうな広さがあって驚いた。
洞窟内には鍾乳石があり、神秘的な造形をつくっていたが残念ながら写真はピンボケ…
鍾乳石の解説もあった。
仏天閣
洞窟の最も初期に出来上ったもので、外気との接触が他の場所よりも多いので鍾乳石、石筍の発達が著しい。
金、銀の滝
第2次石灰岩滝状石灰華の代表的傑作である。
天蓋
第2次石灰岩石灰華の中の幕状のもので仏像に差しかける笠を表わしている。
十六羅漢像、菩薩昇天図
第2次石灰岩石筍の中の竹の子形に属し、16人の羅漢と菩薩が昇天するさまを画いた菩薩昇天図である。
地下空間へ潜り、入った瞬間から静寂な空気に包まれている洞窟は、暗さもあって不安を感じた。
しかし、洞窟内にはどことなく穏やかな感じも漂っていて、地上とは全然違う異空間になっていた。
【こぼれ話】わが家にあった古い写真
わが家にあるスクラップアルバムの中に、1970年代頃と思われる金武観音寺の写真があった。
上の写真、観音寺の写真とセットで「観音寺の鍾乳洞」とあったので、下の写真は1970年頃の「日秀洞」を指すと思われる。
金武観音寺周辺のMAP
金峯山 観音寺
(所在地 沖縄県金武町金武222)
■金武観音寺までの距離(車の場合)
・金武町役場(金武町字金武1)…約 0.472km(01分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 47.8km(1時間14分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 52.0km(1時間23分)
観光情報についての参考サイト
■visitkintown|金武町公式観光情報
https://www.visitkintown.jp/
■金武町 公式サイト
https://www.town.kin.okinawa.jp/
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト