南部の石獅子たちを紹介
村落獅子は、ムラの魔除けとして造られている。
沖縄には石獅子たちがあちこちにいて、とてもユニークだ。
ここでは、与那原町・南風原町・豊見城市のシーサーを紹介している。
与那原町の石獅子たち
与那原町では、4体の石獅子を見つけた。
新島石獅子(1)
「新島の石獅子」と呼ばれている2体のシーサーのひとつ。
「イーー!」と歯を見せて笑う新島の石獅子。
新島石獅子(2)
同じく「新島の石獅子」と呼ばれているシーサー。
こちらは小ぶりだが、表情はもう1体と似ている。
中島石獅子(1)
2体ある「中島の石獅子」のうちのひとつ。
となりの木が生長し、シーサーの頭にめり込んできている。
中島石獅子(2)
もう一つの「中島の石獅子」。
このシーサーは、移動してきて今の場所にいる。もともとは上の「中島の石獅子(1)」の近くにあった。
【未訪問】与那原町の石獅子
- 大見武の石獅子
- 板良敷の石獅子
- 上与那原の石獅子
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次は、この未訪問の石獅子たちを探してみたい。
南風原町の石獅子たち
南風原町で見つけた村落獅子は、与那原町の石獅子と比べるとサイズが小さい。
また、与那原町の石獅子は座っていたが、南風原町の石獅子は立ち姿が多かった。
※ 南風原町が紹介しているシーサー(4体)をまとめた記事はこちら。
照屋の石獅子A
「照屋の石獅子(A)」と呼ばれている、このシーサーは民家の塀の横にいた。
照屋の石獅子B
「照屋の石獅子(B)」は、照屋の石獅子Aとは違って高台にいた。
本部の石獅子
「本部の石獅子」は、これまで見てきた村落獅子とは様相が違っていた。
開いた口にはとがった牙らしきものがあり、鬼みたいな表情だった。
兼城の石獅子
「兼城の石獅子」は、うつむいていたので表情を見ることはできなかった。
小さいサイズのシーサーで、知らずに見た場合は、村落獅子とは気付かず、ただの石に見えるかもしれない。
※ 「兼城の石獅子」の詳細を知りたい人はこちら。
【未訪問】南風原町の石獅子
- 復元された兼城の石獅子(琉球新報の2009年ニュース情報)
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南風原町が紹介していた石獅子は4体だけだが、ほかにもたくさんいるようである。
豊見城市の石獅子たち
豊見城市の観光案内では、10体の村落獅子を紹介していた。
高嶺の石獅子
ちょっと盛り上がった場所にいる「高嶺の石獅子」は、見上げるようなポーズをしている愛らしいシーサーだ。
渡嘉敷の石獅子
開けた場所にいた「渡嘉敷の石獅子」。
区画整備でも行った後なのか、周りには何もなく、シーサーだけがポツンとあった。
真玉橋の石獅子|アガリヌシーサー
真玉橋にある2体のうちのひとつ、「アガリヌシーサー」。
名称がはっきりしている村落獅子は珍しいかも。
※ 「アガリヌシーサー」の詳細を知りたい人はこちら。
真玉橋の石獅子|イリヌシーサー
同じく真玉橋にある「イリヌシーサー」。
この村落獅子は、むかしは魔物だったという「ガーナー森」の伝説と関連のある石獅子だ。
※ 「イリヌシーサー」の詳細を知りたい人はこちら。
田頭の石獅子(1)
田頭には2体の村落獅子がいるらしいが、この1体しか見つけられなかった。
ほかの石獅子とは違った形状をしていて、頭のみで身体がない。
【未訪問】豊見城市の石獅子
- 田頭の石獅子(2)
- 名嘉地の石獅子
- 保栄茂の石獅子
- 根差部の石獅子
- 饒波の石獅子
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ここでは、与那原町・南風原町・豊見城市にある石獅子を紹介したが、ほかの市町村の村落獅子も別の記事で紹介する予定だ。