うつむいたポーズの兼城の石獅子
+++ 場所|南風原町兼城189あたり
南風原町が紹介している4基の石獅子は、道路に案内標識があるのでほかの市町村の石獅子よりは見つけやすい。
4基のうち、ひとつだけ少し離れた場所にある「兼城の石獅子」は小高い場所にひっそりといた。
ちょっとうつむいたポーズの石獅子だ。
石獅子のまわりに雑草がはえていたので、顔をみることはできなかった。
兼城の石獅子の説明板
「字兼城の石獅子」
この石獅子は、上間(那覇市)へのケーシ(返し)の目的で置かれたと伝えられている。
普通南部では東風平の八重瀬へのヒーゲーシ(火返し)の目的で置かれたものが多い。
それに対しこの石獅子が上間へのケーシであるといわれるのは当時、上間も一帯の人々にとって恐れの対象であったことを示しており、南風原の民俗文化を知るうえで貴重なものである。
南風原町指定有形民俗文化財/平成2年6月27日指定
平成4年3月10日/南風原町教育委員会
兼城の石獅子のさがしかた
~車の場合~
兼城の交差点近くにある業務スーパーの裏道に石獅子はいる。
まず、329号から脇道へ入るとそこは坂道だ。上っていくと石獅子の案内板が見えてくる。最後の案内板が指す脇道へ進むと、つきあたりに石獅子はいる。
この最後の道だが、車を入れると出しにくいので、広い場所に車を置いてから歩いていったほうがいい。
兼城の石獅子周辺の地図
※正式な住所が不明なので、近くの住所をマークしています。
石獅子に関する参考資料
今回の石獅子さがしは、おもに「南風Value!」というガイドブックを使った。
おおまかだけど、地図があったので初めてでも4基の石獅子すべてを見つけることができた。
- 「南風Value!」南風原町観光協会 発行
- 「南風原みぐい」南風原町立南風原文化センター 発行
石獅子に関する参考リンク
南風原町の公式サイトで紹介されていて、南風原町に関する情報がまとめられている。