世界遺産 座喜味城跡の近くにある民俗資料館
ひさしく座喜味城跡付近を訪れていないので詳細は不明だけど、「世界遺産座喜味城跡 ユンタンザミュージアム」という施設が城跡の近くにあるらしい。
Webサイトを見れば「2018年6月23日にリニューアルオープン」とあり、「前身の読谷村立歴史民俗資料館」とあるため、もともとあった「読谷村立歴史民俗資料館」はなくたったかもしれない。
でも手元に旧・読谷村立歴史民俗資料館の写真があったので、紹介することにした。
旧・読谷村立歴史民俗資料館のようす
インターネットの情報をさらに調べていくと、「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」は歴史民俗資料館と美術館を統合した施設のようだ。
この新しいミュージアムの前身となる旧・読谷村立歴史民俗資料館に訪れたことがある。
そのときの写真は、施設内の写真はなかったので屋外展示物の紹介となる。
展示物でまず目に入ったのは「高倉」だったが、修復作業をしており屋根を葺き替えていた。
葺き替え作業はめったにないと思うので、まじまじと見ていた。思い返すと作業している方はやりづらかったかもしれない。
ガジュマルの木の下に、小さな石造りの家に見えるものが並んでいる。
飾るためのもの? と思われる人もいるかもしれないが、写真は「
石製と陶製があり、デザインはシンプルなものから凝ったものまでいろいろだ。
現在は厨子甕は使われていない(私の周囲では)が、お墓の中に古い厨子甕が残っているところもあるようだ。
近くに厨子甕の説明があったので紹介する。
厨子甕
厨子甕とは、洗骨後の骨を納める甕のことで石製と陶製がある。年代的には石製が古く、サンゴ石で作られたものが一般的である。
陶製では壺型が古く、1670年代には読谷村の喜名で作られていた喜名焼厨子甕が登場する。御殿を型どった御殿厨子(屋形厨子ともいう)は18世紀頃から盛んに作られていた。
※沖縄口(方言)では、厨子甕のことを「ジーシガーミ」と発音する。
沖縄土産として黒糖は有名だ。
現在はサトウキビを工場へ搬入して終わりとなるが、むかしはそうではなかった。
「サーターグルマ」から砂糖の歴史を知ることができる。
資料館に展示されていたサーターグルマの説明板から紹介する。
サーターグルマ(砂糖車)
サトウキビをしぼる車(圧搾機)のことです。
砂糖車は木製から石製へと移り変わり、現在当館に展示されているものは鉄製です。
砂糖車は引かせ木につないだ牛や馬が回ると中央の歯車が回転し、左右の歯車も回ります。
左右の車は回る方向が違うので、一方からサトウキビを入れて反対側で受け取り、さらに片方の車に通して汁をしぼり出します。
流れ出た汁は桶に溜め、それを鍋で炊いて石灰を入れて固めます。
◆
屋外展示物を紹介したが、こちらはあくまでも「旧・読谷村立歴史民俗資料館」のときのもの。
2018年にオープンした「世界遺産座喜味城跡 ユンタンザミュージアム」は展示内容はさらに充実しているらしい。
まだ訪れたことはないので、次に読谷村を訪れるときは寄っていこうと思う。
入手した旧・読谷村立歴史民俗資料館のリーフレットと入場券
読谷村のミュージアムについて
世界遺産座喜味城跡 ユンタンザミュージアム
※旧・読谷村立歴史民俗資料館
(所在地 沖縄県読谷村座喜味708-6)
■ユンタンザミュージアムまでの距離(車の場合)
・読谷村役場(読谷村字座喜味2901)…約 2.1km(05分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 29.32km(49分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 33.01km(52分)
観光情報についての参考サイト
■世界遺産座喜味城跡 ユンタンザミュージアム
http://www.yuntanza-museum.jp/
■読谷村観光協会
http://www.yomitan-kankou.jp/index.jsp
■読谷村役場 公式サイト
http://www.vill.yomitan.okinawa.jp/
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト