夕日のスポットでもある残波岬灯台

沖縄本島には、灯台のなかを見学できる「残波岬灯台」がある。
日本各地を見ても、見学できる灯台は少ないので貴重だ。
灯台資料展示室

灯台内部に入れて見学できる灯台は日本には15基ある(2017年6月現在)。
残波岬灯台も参観灯台のひとつで、入場料はかかるが、展示室では灯台についての歴史などを知ることができ、灯台のなかにある螺旋階段をのぼりきると、地上25m以上からの景色を見ることができる。
残波岬灯台の上から見た眺め

灯台は岬に立つので、眺めはもちろんいい。
しかし、灯台はもともと展望を目的としている施設ではないので、展望できるスペースはせまく、休日だと人が多くて混雑することもある。

また、思っていたより風も吹いていたので、帽子などが飛ばないよう注意が必要だ。
夕陽のスポットにもなる残波岬灯台

残波岬は夕日スポットとしても知られていて、夕暮れになると、夕日を見る人たちがやってくる。
海へ帰っていく太陽は、色がだんだんと変化し、それに合わせて空の色も昼の顔から夜の顔へと変わっていく。
そのようすをじっくり見ることができるので、空の景色を楽しむのに、おススメの場所だ。

それに、運が良ければグリーンフラッシュを見ることができるかもしれない。
※グリーンフラッシュ
太陽が沈む直前や昇る直後などに、一瞬だけ緑色の光が出る珍しい現象のこと。
岬の端にたつ残波岬灯台

灯台は岬の先端にあるので、遠くから見ると空と海の青さと灯台の白亜のコントラストがきれいだ。
岬は海岸国定公園にもなっている

灯台周辺は、残波岬公園として整備されているので駐車場がある。
遊歩道があるので散策するのに最適だし、いこいの広場には「残波大獅子」というデカいシーサーがいたり、近くに残波ビーチがあるので、人でにぎわっている場所だ。
残波岬灯台について
残波岬灯台への入場は、有料で200円~300円くらい必要となる。
入場できる時間が決まっていて、季節によって営業時間が変わるから注意が必要だ。
また、悪天候時は閉館することもあるらしいので、気になる場合は、事前に確認したほうがいい。
記念スタンプと入場券

記念スタンプがあったので、スタンプを集めている方は忘れずに。
残波岬灯台の入場券の裏には、残波岬の概要が次のように書かれていた。
残波岬灯台
- 位置…北緯 26度26分28秒/東経 127度42分49秒
- 塗色構造…白色 塔形
- 灯質…群閃白光/毎10秒に2閃光
- 光度…64万カンデラ
- 光達距離…18.0海里
- 高さ
地上から灯火まで28メートル/水面上から灯火まで40メートル - 初点灯…昭和49年3月30日
社団法人 燈光会
残波岬灯台のパンフレット

パンフレットには残波岬の歴史などが細かく書かれていて、読んでいて勉強になった。
悪天候時と夜間は注意


岬は景勝地となっているところが多いが、場所がら危険を伴うこともあるため、公園内にも看板が設置されていて注意を促していた。
残波岬では遊歩道が設けられているので、散策時はコースから外れないようにしよう。
危険
この地域は地形上強風時に大変危険な場所である
水中に入ったり崖にのぼったりするな。潜水、素潜りをなさる皆さん 潮流や、大波は予知できません。この地域で水際に出入りは特に注意して下さい。多数の死者がでています。
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残波岬灯台周辺のMAP
残波岬灯台
(所在地 沖縄県中頭郡読谷村宇座1861 あたり)
■残波岬灯台までの距離(車の場合)
・読谷村役場(読谷村字座喜味2901)…約 6.76km(17分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 33.07km(1時間09分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 37.21km(1時間15分)
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本島で見ることができる灯台をまとめた記事
観光情報についての参考サイト
■読谷村観光協会
https://www.yomitan-kankou.jp/
→沖縄県読谷村の総合情報サイト
■燈光会
https://www.tokokai.org/
→日本の灯台を紹介しているサイト
■第十一管区海上保安本部
https://www.kaiho.mlit.go.jp/11kanku/index.html
沖縄県の灯台を管理しているのは、第十一管区海上保安本部
「海の道しるべ」というページで灯台についての情報がある
■読谷村 公式サイト
https://www.vill.yomitan.okinawa.jp/
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト
追記
|2023/02|リンク修正済み
