喜友名の石獅子7体を探せ!(宜野湾市)

石獅子めぐり「喜友名の石獅子群」

喜友名の石獅子群案内図
喜友名の石獅子群の案内(沖縄県宜野湾市)

宜野湾市の喜友名では、7体の石獅子が「喜友名の石獅子群」として、宜野湾市指定有形民俗文化財となっている。

81号線沿いの道路に「案内板」が設置され、そこに石獅子たちがどこにいるのかを紹介している。

7体のうち探せた6体の石獅子

「案内板」をもとに石獅子めぐりをして、7体のうち6体を探すことができたが、「メントー前のシーサー」は見つけられなかった。

また、設置されていた案内板「歩いて学ぼう なかぐすくへの道」には、次のようなことが書かれていた。

歩いて学ぼう なかぐすくへの道

宜野湾市の伊佐交差点から普天間交差点、北中城村の安谷屋交差点をへて、中城城跡までの「なかぐすくへの道」の周辺には、キャンプズケラン内も含め、たくさんの歴史文化財があります。この道を歩きながら、むかしの人々の生活を学びませんか。

喜友名集落の中には、七つの石獅子が集落を取り囲むように置かれています。この石獅子は部落や屋敷内に他から厄や忌み嫌われるものが入らないように「反し(ケーシ)」として置かれ「ヤナムンゲーシ、アシゲーシ」と呼ばれています。村落獅子の保有数のなかでは、最も多い数です。威厳にみちた立ち構えやユーモラスな顔つきをしたもの、普通の穴だらけの山石と見間違えるものなど表情豊かな石獅子です。

それでは、実際に探した石獅子たちを案内板の順に紹介していく。

①メートーヤマ前のシーサー

メートーヤマ前のシーサー
メートーヤマ前のシーサー(喜友名の石獅子群)

スタート地点となる案内板の近くにある「メートーヤマ前のシーサー」は、坂道の入口にある。

シーサーは、塀のような場所に置かれた「変わった形の石」といった感じで石獅子とは思えないものだったが、近づいてみてみると表情があった。

メートーヤマ前のシーサーは、頭だけのシーサーを見つける視点で探せばすぐに見つかるかも。

②ナカムトゥ前のシーサー

ナカムトゥ前のシーサー
ナカムトゥ前のシーサー(喜友名の石獅子群)

立ち姿をしている「ナカムトゥ前のシーサー」は、すぐに見つけることができた。

石獅子は、むかしは集落の端に設置していたときく。

たぶんこのシーサーがいるあたりが集落の端っこだったと思われるが、現在では住宅地が広がっていて、石獅子は家と家の間に紛れ込んでいるような感じだった。

③メントー前のシーサー

画像なし
画像なし

探すことができなかった「メントー前のシーサー」。

調べてみると、この石獅子は電柱が立つそばの地面にいて、角度によっては電柱に隠れてしまうようだ。

ほかの石獅子は、少し高い位置に置かれていたので、探しやすかったが、メントー前のシーサーは、近くまで行ったものの気づかなかったのかもしれない。

④メーマシチ前のシーサー

メーマシチ前のシーサー
メーマシチ前のシーサー(喜友名の石獅子群)

訪れたとき、「メーマシチ前のシーサー」がいたと思われる場所付近に家を建てている最中だった。

そのため、シーサーはちょこっと避難してもらっていたらしく、土台も含めて掘り出されて置かれていた。

現在は家も完成し、石獅子もちゃんと鎮座しているらしい。

⑤クラニーグヮー前のシーサー

クラニーグヮー前のシーサー
クラニーグヮー前のシーサー(喜友名の石獅子群)

「クラニーグヮー前のシーサー」は、正面から見ると駐車場の塀の向こう側からちょこんと置かれているような感じだ。

訪れたときは、木と木の間にいたので気づかず、通り過ぎようとしたときに気付いた。

隠れ上手の石獅子で、くすっとなった。

⑥イリーグヮー前のシーサー

イリーグヮー前のシーサー
イリーグヮー前のシーサー(喜友名の石獅子群)

人ん家の塀にちょこんといる「イリーグヮー前のシーサー」は、はじめのうち、住宅の門の上などに置かれるシーサーのように、その家の人が設置した個人のシーサーだと思っていた。

それであちこち見て探し回っていたが、最終的に、案内板に掲載されていた石獅子の写真と比較して「このシーサーだ!」と気づいた。

顔らしきものはあるが、丸っぽい石のようなシーサーだった。

⑦トゥクイリーグヮー前のシーサー

トゥクイリーグヮー前のシーサー
トゥクイリーグヮー前のシーサー(喜友名の石獅子群)

探したシーサーのなかで一番大きかったのが「トゥクイリーグヮー前のシーサー」だった。

石獅子は、トックリヤシモドキと思われる植物とカーブミラー&止まれ標識の近くにいて、目印があるため探しやすいかもしれない。

石獅子マップの詳細

喜友名の石獅子群案内図
喜友名の石獅子の詳細地図(沖縄県宜野湾市)

石獅子めぐりをした当時は、目印となる物が少なくて探しにくかった。

現在では、道路上にシーサーまでの案内標識が設置されていたり、シーサーの近くに「喜友名の石獅子群」と書かれた柱も設置しているようなので見つけやすいと思う。

喜友名の石獅子たちは、住宅地のあちこちに鎮座しているので、徒歩で探してみるのもいいかもしれない。

【こぼれ話】間違えた石獅子

ヒージャーグーフー
ヒージャーグーフー(沖縄県宜野湾市)

石獅子めぐりをしていると、「この石もシーサーでは?」と思った石があった。

しかし、案内板に掲載されている写真には該当するシーサーがいなかったので、「喜友名の石獅子群」のうちの1体ではないようだ。

周囲に説明板もなかったので、その場ではわからなかったが、あとで調べてみると「ヒージャーグーフー」と呼ばれている石獅子のようだ。

この石獅子のように、案内板に紹介されている石獅子以外にも、たくさんのシーサーがいるのかもしれない。

喜友名の石獅子案内板周辺のMAP

喜友名の石獅子群 案内板
(所在地 沖縄県宜野湾市喜友名2-29あたり)

■喜友名の石獅子群案内板までの距離(車の場合)
・宜野湾市役所(宜野湾市野嵩1-1-1)…約 2.89km(07分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 12.92km(25分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 17.06km(31分)

観光情報についての参考サイト

■新しい宜野湾が見つかる旅
http://finedays.ginowan.or.jp/
→宜野湾市商工会

■一般社団法人 宜野湾市観光振興協会
https://ginowan.info/

■宜野湾市役所 公式サイト
https://www.city.ginowan.lg.jp/index.html

■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト

追記

|2023/02|リンク修正済み

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