軽便与那原駅舎 展示資料館へ行ってきた
先の戦争で焼失してしまったため痕跡がほとんど残っていないが、沖縄には鉄道があった。
本土の列車より小さい軽便鉄道で「ケービン」と呼ばれていたという。
軽便鉄道は人やサトウキビなどの運搬を行なっていて、与那原線・嘉手納線・糸満線が走っていたという。
「軽便与那原駅舎 展示資料館」は、軽便鉄道が走っていた頃の駅舎を再現したもので、建物内は鉄道の資料館となっていた。
展示資料館
駅舎(展示資料館)へ行くと、まず入口で入場料を払った。
そのときにもらった入場券が切符になっていて、当時の切符を再現しているようだった。
資料館は写真などを使った展示のメインとなっていて、施設内にレールや車両などがないため、駅をイメージするものがなく、少し物足りなく感じた。
印象に残った展示物は与那原駅周辺のジオラマで、当時の様子がわかるから一番の資料となった。
敷地内には駅舎について説明板があり、次のように書かれていた。
軽便与那原駅舎 展示資料館
この場所にはかつて、大正から昭和にかけ31年間の営業を行った、沖縄県営鉄道の停車場『与那原駅』がありました。
鉄道開通100周年を迎えた2014年、この歴史を後世に伝えるために、戦争で破壊されたその駅舎を、当時を同じ場所、同じ姿のまま、展示資料館として復元しました。
もうひとつ、印象に残ったのは駅舎の前にいた「三郎オジー」。
あまりにもリアルに作られたオジィの人形で、遠目から見ると本物の人かと思った。
このオジィは、荷馬車を職としていたオジーを表現しているらしいが、荷馬車もあるとわかりやすかったかも。
■軽便与那原駅舎 展示資料館の基本情報(2018年)
・営業時間…10:00~18:00
・休館日…火曜日
・入場料…与那原町外の中学生以上100円
入手した展示資料館のリーフレットと入場券
【こぼれ話】与那原町のマンホールの蓋
与那原町内のマンホールの蓋を見ると、町独特のデザインが描かれていた。
パッと見だとわかりにくいが、蓋には与那原町の名物「大綱曳」の様子が描かれている。
与那原の綱曳は、琉球時代から現在も続いていて、那覇の「大綱挽」と並んで有名な伝統行事となっている。
軽便与那原駅舎周辺のMAP
軽便与那原駅舎 展示資料館
(所在地 沖縄県島尻郡与那原町字与那原3148-1)
■与那原駅舎 展示資料館までの距離(車の場合)
・与那原町役場…約 0.301km(01分)
・那覇空港…約 14.0km(27分)
・沖縄県庁…約 10.5km(21分)
観光情報についての参考サイト
■YONABARU NAVI 与那原ナビ
与那原町観光ポータルサイト
■与那原町
公式サイト