身近な水についてわかりやすく展示する「みずの資料館」
那覇市の水道局内にある「みずの資料館」は無料利用でき、水について学習できる施設となっている。
生活に欠かせない水だが、むかしは井戸や共同の湧き水などから汲むしかなく、水はとても貴重で自宅まで運ぶには重労働となることが多かった。
それが現在では水道が普及したおかげで蛇口をひねれば簡単に水が出てくる便利な生活が可能となっている。
みずの資料館では、身近になった水がどのように関わっているのかをわかりやすく解説・展示しているユニークな施設なので、機会があればちょっと寄ってみてもいいかもしれない。
みずの資料館のようす
みずの資料館では、映像やパネル、稼働する展示物などを使って水がどのような経路で家庭に届くかなどを解説している。
展示物のほとんどは視覚的にとらえやすいものとなっているため、こどもの自由研究にも役立つ内容となっていて、大人が見ても勉強になる。
水道局の一角にある資料館なので広い施設ではなく、すぐに見終わってしまうが要約された展示内容には満足できた。
ヒストリールート
ヒストリールートは、水道が普及するまでどのような歴史を歩んできたのかを学ぶことができるコーナーとなっている。
屋敷内に井戸がある家庭はまだいいが、井戸がない場合は共同のカー(湧水)まで行き、重い水を運んで帰るという苦労があった時代を知ることができる。
便利になるとありがたみを忘れやすくなるが、沖縄は面積が狭い上に大きな河川もないため、貯水は雨水が主流となり自然に左右されやすい。
そのため今でも水は貴重だが、節水を意識し過ぎて日々ピリピリするまではいかなくても、大切な水だからこそ普段使いも気を配りたい。
■みずの資料館の基本情報(2018年)
・開館時間…09:00~17:00
・入館料…無料
・休館日…年末年始
【こぼれ話】那覇市内にあるデザインマンホール
普段は気にも留めないマンホールの蓋だが、ユニークなデザインがあることを知っているだろうか?
ほとんどのマンホールが共通デザインの蓋となっているが、なかにはちょっと変わった絵柄があったりする。
絵柄は地域独特のものがあったりするため、気を付けて見るようになると、その地域の特色がわかって面白い。
那覇市には5種類の「デザインマンホール」があり、水道局に掲示されていた資料によると「壺屋・牧志」「真地・繁多川」「首里寒川」地域の道路にデザインマンホールを設置しているとのことだ。
興味のある人は街あるきをして探してみるといいかも。
いろんなマンホールの蓋デザイン
みずの資料館周辺のMAP
みずの資料館 ~那覇市上下水道局~
(所在地 沖縄県那覇市おもろまち1-1-1)
■みずの資料館までの距離(徒歩の場合)
・おもろまち駅…約0.691km(08分)
■みずの資料館までの距離(車の場合)
・那覇市役所…約 2.52km(07分)
・那覇空港…約 7.82km(17分)
・沖縄県庁…約 2.50km(07分)
観光情報についての参考サイト
■みずの資料館(那覇市上下水道局)
那覇市上下水道局のサイト
■那覇ナビ
那覇市観光協会のサイト
■那覇市
公式サイト