何もないところから漂ってくる香り
霊感のある人の体験談で「線香のニオイがした」という話は聞いたことがあるが、線香以外の匂いについて不思議な話を聞いた。
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香りの元となる物は近くにないのになぜか匂いがする…
この不思議な匂いだが、時と場所によって香りの種類が違っていて、大きく分けると気分が良くなるいい香りと、避けて通りたくなる不快なニオイがある。
気分が良くなるいい香りは、古木や森のような匂いに花の匂い、高い山の澄んだ空気など自然界にある匂いがする。
花に詳しくないので特定はできないが、甘くて強い香りではなく気分がスッキリするようなさわやかで優しい匂いが多い。
匂いは香水のような人工物ではなく、山中をハイキングしていると自然の中から香ってくるような類の匂いだ。
自然の中にある匂いに近いので、近くに香りの元があるんじゃないかと探すが見つからず、ほのかに匂う場合が多くて、意識して嗅ごうとすると香りが消えてしまったり、一瞬だけ香りがして消えてしまうので勘違いかもと思うこともある。
神社などの聖域や森の中をハイキングしている最中に体験することが多く、リラックスしている状態の時に察知しやすい。
また神社などの聖域では白檀のような香りがすることがあり、この匂いを嗅いだときは花の匂いがしたときよりも高貴な印象を受ける。
不思議な現象だが、訪れた人を歓迎したときにいい香りがすると言う人もいれば、いい香りはたいてい歓迎のシルシだが、誘い出すためのニオイの場合もあると言う人もいた。
不思議なものが見えるわけではないので、真偽は不明だが気持ちが、すっきりするので感謝するようにしている。
不快なニオイがしてくる場合――
いい香りの場合とは逆に不快なニオイの場合はハッキリと臭う。
例えば残飯が腐ったニオイ、生乾きの雑巾のニオイ、野生の獣のようなニオイなど、できれば近寄りたくないと思うニオイで、ハッキリと臭うがいい香りと同様に周囲には何もない。
不快なニオイに遭遇する場合は決まった場所が多い。
ある特定の場所だけ異臭が発生しているような感じで、ドアを開けて別の部屋へ入った時のようにいきなりニオイを感じる。
一定の空間を越えるとニオイは消え、翌日同じ場所へ行くと同じようにニオイがすることもあるが、数日経つとニオイはなくなっている。
不快感があるので近づかないようにしていたが、不快なニオイがする場所にはよくないモノいるから避けたほうがいいと言われた。
この「いい香り」「不快なニオイ」の正体が気になり、体験談を聞いたりネットで調べてみたら似たような体験をしている人はわりといるようだった。
どうやら普通の人が見えない霊などを視る人がいるように、目には見えないモノの匂いを感じ取れる人もいるらしい。
情報をまとめると、いい香りのものは良いもので、不快なニオイの場合はよくないモノが多く、霊体を見分ける目安にもなるらしい。
またお香などで使われる白檀のような香りがする場合は高貴な存在の霊体、植物や花などの匂いの場合は良い霊体や妖精など、獣のニオイや腐ったモノのニオイがする場合は悪霊などが発しているようだ。
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目には見えないし物体の存在を証明することもできないが、こういう不思議な現象が一人ではなく複数の人が体験している点がとても興味深い。
ほかにも不思議な体験談を聞いたので、別の記事で紹介しようと思う。