テダ御川
南城市にある知名埼灯台を探しに行ったときに、偶然テダ御川も見つけた。
灯台を見学した後、拝所となっているテダ御川へ挨拶するため訪れた。
知名埼にあるテダ御川
知名埼の先端を目指して灯台探しをしていると、灯台へつながっていると思われる道を見つけた。
灯台の案内はなかったが道にはテダ御川への案内板があり、方角的に灯台へ行けるだろうと予想して行くと、思っていたとおり知名埼灯台に着いた。
知名埼灯台は珍しいタイプの灯台で「デザイン灯台」のひとつとなっている。
ほかの灯台では見ることができない「灯台にシーサーがいる図」が見たくて探し当てた。
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灯台の写真を撮り終えひと段落した後、さらに先へと続いている道の終点へ向かうことにした。
進んでいくと海が見え始めつきあたりは階段となっていた。
眼下に海が広がる景色を眺めた後、階段を下りて行くと下りたところの左側にテダ御川があった。
御川とあるのでかつては湧水だったはずだ。
しかしどこにも湧水などはなく、不思議に思って調べてみたら「近隣の採石のため泉は枯れた」とのことだった。
拝所なので一礼して後にした。
◇
テダ御川はむかしからの聖地で東御廻りにもなっている。
現在でも拝みに来る人が後を絶たない聖域で、道の入口にあった説明板には、テダ御川について次のようなことが書かれていた。
テダ御川 南城市指定史跡
「テダ」とは太陽を意味する言葉で、ここでは琉球国王を指します。その昔、国王が麦の初穂祭に久高島を参拝する途中、この地で豊かに湧き出る水をいただき休息をとりました。そして海上の無事を祈ったのです。テダ御川は東御廻りの聖地として、今でも人々から崇められています。
――続けて「東御廻り」について次のように書かれていた。
“東御廻り”の由来
「東御廻り」とは、沖縄民族の祖先≪アマミキヨ族≫が住み着いたと伝えられる知念・玉城の霊地遥拝行事です。首里城を中心に、大里・佐敷・知念・玉城を「東方(あがりかた)」と呼んだことから、知念・玉城の聖地巡拝を「東御廻り」と称しました。
久高島は麦の発祥地、玉城は稲の発祥地として国王自ら参詣しました。
【こぼれ話】知名埼海岸
知名埼の端へ行くと知名埼海岸があり駐車場が設けられている。
目の前は海で展望スポットとなっているから海を眺めるのにおすすめだ。
テダ御川へ行く道までつながっているので、海岸沿いの景色を見ながら訪れるといいかも。
テダ御川周辺のMAP
テダ御川
(所在地 沖縄県南城市知念知名)
■テダ御川までの距離(車の場合)
・南城市役所…約 12.1km(19分)
・那覇空港…約 24.5km(43分)
・沖縄県庁…約 21.0km(37分)
観光情報についての参考サイト
■らしいね南城市
https://www.kankou-nanjo.okinawa/
→南城市の観光ポータルサイト
■南城市観光協会
https://okinawa-nanjo.jp/
■南城市 公式サイト
https://www.city.nanjo.okinawa.jp/
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト
追記
|2024/08|リンク修正済み