奇岩を見に大石林山へ
大石林山は、カルスト地形を観光の目玉にした施設で、園内は独特ともいえる奇岩をめぐれるように整備したコースを設けている。
バリアフリーとなっているコースもあるので、年配の人でも楽に散策できるように配慮されているから利用しやすい。
大石林山のようす
大石林山内には4つのコースが設けられていて、カルスト地形独特の景観を見ながら散策できるようになっている。
券売場でもらった園内マップを参考に「巨岩・石林感動コース」「美ら海展望台コース」「バリアフリーコース」を回ったみた。
園内は今まで見たことがない景色ばかりで、奇岩と植物が不思議な空間をつくっていた。
バリアフリーコースは散策しやすいようになっているが、ほかのコースは段差や勾配のある遊歩道となっていて森の中を探検している気分が味わえた。
カルスト地形の特徴なのか地面が少し変わっていて、落ち葉の上を歩いているようなフカフカした場所もあった。
そのためか体が軽いように感じられ、長く歩いていても足の疲れはなかった(ただし、体力はないので坂道などでは息切れした)。
園内は意外と広くて、ゆっくり見ていると時間が足りなくて「亜熱帯自然林コース」は散策できなかった。
自然がつくった石の彫刻
大石林山内の奇岩には名称がつけられている。
岩の形からついた名だが本当にそう見えるから面白い。
スポットとなる岩の前には説明板があり、それが奇岩を探すときの目印として使えたので便利だった。
パワースポット
カルスト地形独特の景観が楽しめる大石林山だが、実はパワースポットとして知られている場所でもある。
ひとつは大石林山は沖縄本島北部の聖域のなかにあること、もうひとつは、カルスト地形をつくる岩石の主成分・方解石(カルサイト)がパワーストーンとなっているため、場所自体にパワーがあるといわれている。
カルサイトには、心身のバランスを調整したり浄化する力があるという。
園内にパワーストーンが置かれている「石林の壁」という場所があるが、強力なパワースポットとなっているようなので、調子が悪い人は行ってみるといいかも。
パワーストーンには説明板があり、次のように書かれていた。
石林の壁(パワースポット)
パワースポットから東側にある山々は、神様が降臨したと伝えられている神話の山です。
太陽は、神が降臨したといわれる山から上り、ここ石林の壁にあたり真下にあること石(パワーストーン)にそのエネルギーが集まると言われています。
石には波動があり、特にパワーストーンにはその波動により精神を安定させ、気(パワー)受ける事で邪気を払い、運気を良くするといわれています。
大石林山からの眺め
美ら海展望台コースにある「美ら海展望台ステージ」は、沖縄本島北端が一望できるスポットになっている。
かなり眺めがいいので訪れてほしいスポットだ。
迫力満点の御願ガジュマル
大石林山は聖域にあるため園内には御嶽が点在しているが、一番見ごたえがあったのは「御願ガジュマル」で、広がる枝に垂れ下がる気根は迫力があった。
沖縄では古木や大木に木の精「キジムナー」が宿るといわれているが、キジムナーがいても不思議ではない空間だった。
入手した大石林山のリーフレット
リーフレットのほかに園内マップをもらった。
園内マップは散策のときに役に立った。
オープン前の案内チラシ
「沖縄石の文化博物館」のオープン予告チラシがあった。
次回訪れてみようと思う。
大石林山周辺のMAP
やんばる国立公園 大石林山
(所在地 沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241)
■大石林山までの距離(車の場合)
・国頭村役場…約 19.9km(27分)
・那覇空港…約 117km(2時間44分)
・沖縄県庁…約 112km(2時間35分)
観光情報についての参考サイト
■大石林山
公式サイト
■国頭村観光情報コーナー
国頭村企画商工観光課のサイト
■国頭村
公式サイト