再現率の高さに驚く南風原文化センター
南風原文化センターは、博物館または民俗資料館のような施設だ。
展示内容がリアルに再現されているため視覚的にわかりやすく、人々の生活に密着した史料が見たいならおススメだ。
また、沖縄戦の壕のようすも再現していて、痛ましい展示ではあるが戦争を知らない世代にとっては、悲劇を繰り返さないために知っておくべき貴重な場所にもなっている。
南風原文化センターのようす
南風原文化センターは来館者に対してわかりやすい展示をしているいい施設だ。
人の暮らしの場を再現しているコーナーでは、村全体や家庭のようすを展示していて、むかしの沖縄風景を思い出させる。
生活感が漂う沖縄の家の再現
改築してなくなってしまったが、むかしのオジィとオバァの家に戻ったような気になる屋敷の展示だ。
左の部屋にある神棚に見えるものは仏壇だが細かい部分まで再現していた。
祖父母の家も似たような造りをしていたが、もう少し面積があったので展示スペース上、省略しているようだ。
戦時中・戦後のものなどを展示
戦時中と思われる展示は歴史を知る貴重な史料となった。
戦後の店の再現や戦後に普及していった物の展示は、時代の変化がわかってよかった。
沖縄戦の再現
南風原文化センターでは沖縄戦の壕のようすを再現していて、市町村の施設では初めて見た。
薄暗い壕の中に人影が見えたりするが、展示物とわかっていても臨場感があった。
今回は訪れなかったが、南風原町では沖縄戦で実際の壕だった「沖縄陸軍病院 南風原壕群20号」の公開も行なっている。
南風原壕群20号の見学は予約制なので、事前に南風原文化センターへ問い合わせが必要だ。
定期的に企画展も行われている
南風原文化センターでは、定期的にいろんな企画展が行なわれているようだ。
入手した南風原文化センターのパンフレットなど
■南風原文化センターの基本情報(2016年)
・開館時間…09:00~18:00
・休館日…水曜日、年末年始
・入館料…一般(町外) 300円
ほかに「南風原みぐい」という小冊子が無料で置いてあった。
南風原町についていろいろ紹介していて、石獅子についての情報も載っていた。
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【こぼれ話】はえばる観光案内所
南風原文化センターのとなりには「はえばる観光案内所」がある。
案内所には南風原町に関連するパンフレットなどを置いていたり、少ないけど南風原町の特産品もあるのでお土産として購入可能だ。
またスタッフが常駐しているため、南風原町を観光したいのなら最初に訪れたほうがいいかもしれない。
南風原文化センター周辺のMAP
南風原文化センター
(所在地 沖縄県南風原町喜屋武257)
■南風原文化センターまでの距離(車の場合)
・南風原町役場…約 0.555km(01分)
・那覇空港…約 11.9km(23分)
・沖縄県庁…約 8.34km(17分)
観光情報についての参考サイト
■はえばる観光ガイド
南風原町観光協会のサイト
■南風原町
公式サイト