展望台が多い座間味島(座間味村)

慶良間諸島は海中の透明度が高く、「ケラマブルー」と呼ぶコトバがあるくらい海が美しい。
ほぼ一年中マリンスポーツを楽しむことができるため、海の魅力にとらわれて何度も訪れるリピーターが多い。
沖縄の小さな離島は、マリンレジャーに関係する場所は観光化されているが、島自体は素朴さが残っていて大きなレジャー施設がないところが多い。
座間味島は車があれば簡単に一周できる小さな島だ。
海岸付近はマリンスポーツ施設が揃っているが、集落を離れるとレジャー施設はもとよりコンビニもない島で、のどかな島風景を見ながらドライブを楽しめるところだった。
座間味島にある展望台めぐり

■座間味島…面積:約 6.70k㎡/周囲:約 23.2km
集落内でレンタカーを借り、座間味島をドライブしてみた。
島は集落を離れると自然が豊かで建物などは何もないという場所が多く、結果的に展望台めぐりとなった。
運転中は対向車とすれ違うことはほとんどなく、ゆっくりと自然を楽しみながらドライブできた。
チシ展望台

海の近くではサイクリングをしている人たちを見かけたが、座間味島は意外と起伏があって少しキツそうだった。
山中へ行くと一本道なので地図を見る必要はなく運転しやすかった。

展望台はどこも整備されていて利用しやすかった。
チシ展望台からは北方向に粟国島が見えるらしいが…どこにあるのかよくわからなかった。
神の浜展望台


白城の崎にある神の浜展望台からは、座間味島と阿嘉島の間にある無人島を見ることができた。
座間味島にある展望台の中でも離島っぽさを見ることができる場所で、海に島々が浮かぶ景色を見たいならおススメだ。
女瀬の崎展望台

女瀬の崎展望台はリーフレットの地図だと「うなじノ崎」と書かれている場所に当たる。
島の西側にある展望台なので夕陽スポットらしいが、昼間の景色もよく、とくに展望台までの道のりが絵になるところだった。
稲崎展望台

稲崎展望台は2階建てとなっていてほかの展望台と比べると変わった造りだ。
なぜ稲崎展望台だけ違うんだろ? と気になり調べてみると、稲崎展望台はクジラ展望台ともいわれていて、ホエールウォッチングの時期にはザトウクジラ探しに利用するらしい。
クジラを見つけるため高い位置から観測する展望台だったことがわかってスッキリした。

稲崎展望台に設置されていた案内板には『慶良間諸島に戻ってくるクジラ』というクジラに関連する説明があり、読んでいて面白かった。
高月山展望台


座間味島の展望台は海を眺望するように設置されているのがほとんどだった。
しかし高月山展望台は海のほかに座間味島の集落も見え、ここだけ少し違った景色が広がっていた。
マリリンの像

座間味島は展望台以外あまり見るところはなかったが、海岸沿いで犬の像を見つけた。
この像は1988年公開の映画『マリリンに逢いたい』に由来する。
犬の像は、座間味島に「マリリン」、阿嘉島に「シロ」が設置されていて、写真はマリリンのほうだ。
映画を知っている人からすると、犬の像は懐かしいかもしれない。
- 映画『マリリンに逢いたい』
座間味村を舞台にした動物ものの実話映画で、犬が主人公となっている。
座間味島

今回の島たびは、午前中に半日のシーカヤックツアーに参加し、フェリーの出港まで余裕があったのでレンタカーを借りて島めぐりをした。
座間味島で一日を過ごしてみたが、島のいいところをすべて満喫することができてよかった。
関連する記事
【島たび】海を満喫したいなら慶良間諸島へ(座間味島編)
→座間味島でシーカヤック&シュノーケルの半日ツアーに参加した記事
【こぼれ話】座間味島の「食」について

昼時に島のお店で食事をした。
離島へ行くと、飲食店があまりなかったりして食事処に困ることがあったりするが、座間味島はお店が多くて便利だった。
シーズン中は観光客でにぎわう島だが、シーズンオフだとお客は少なくてゆっくりできた。
座間味港旅客待合所

島の入口となる座間味港には旅客待合所や売店があって便利だ。
シーズン中は大勢の人でにぎわう場所なので、ベンチがたくさん用意されていた。
ざまみむん市場/座間味島観光案内所

小さな離島では、観光客が必ず立ち寄る港の売店で島の特産品を販売していることが多い。
座間味島でも「ざまみむん市場」で特産などを販売しているので、おみやげを購入するのに便利だ。

ざまみむん市場に併設されている「座間味観光案内所」には、無料のリーフレットが置かれていたり、掲示板に島の情報が貼りだされていた。
案内所にはスタッフが常駐しているので、島の観光で迷ったときは相談してみるといいかも。
入手した慶良間諸島のリーフレット

座間味村の観光リーフレットには、座間味島・阿嘉島・慶留間島・外地島が紹介されていた。
【こぼれ話】慶良間諸島国立公園のいきものたち

慶良間諸島は国立公園になっている。
島々にはいろんな生きものが生息しているようだが、座間味島をドライブしているときは動物に会うことはなかったが、リーフレットによると沖縄固有の生きものがたくさんいるらしい。
沖縄本島でも問題となっているが、離島でも自然保護のために外来生物が入ってこないように注意をうながしていた。
座間味島へのアクセス

沖縄本島と座間味島の間には、フェリーと高速船が運航していて日帰りも可能となっている。
とまりん周辺のMAP
■泊港(通称「とまりん」)
(所在地 沖縄県那覇市前島3-25-1)
座間味島へ行くには那覇市の泊港から船に乗るが、高速船とフェリーで乗り場が違うので注意しよう。
・高速船「クイーンざまみ」…泊港北岸(北岸旅客待合所)
・フェリー「フェリーざまみ」…泊港南岸
参考サイト
■とまりん
公式サイト
とまりん「北岸旅客待合所」

高速船「クイーンざまみ」の場合は北岸から出港する。
とまりんから北岸旅客待合所までは少し距離があるため、時間に余裕をもって移動したほうがいい。
また北岸旅客待合所はあまり広くないので、利用者が多いと席に座れないこともある。
座間味島へのアクセスのサンプル

— 注意 —
データは記事作成時の情報をもとにしている。
料金や時刻表は変わる可能性があるので最新情報の確認が必要だ。
■フェリーざまみ
フェリーは時期によって異なるが、一日1~2便往復している。
運賃
・片道…2120円
・往復…4030円
※車両運搬(3m未満)…片道 9150円
所要時間
泊港~座間味島…約 1時間30分(阿嘉港経由…約 2時間)
★フェリー…2018年5月のサンプル(一日1便)
往路 | 復路 |
---|---|
10:00 泊港 | 11:30 阿嘉島 11:45 阿嘉島 | 12:00 座間味島 |
16:00(15:00) 座間味島 | 16:15(15:15) 阿嘉島 16:30(15:30) 阿嘉島 | 18:00(17:00) 泊港 |
■クイーンざまみ(高速船)
高速船は時期によって異なるが、一日1~3便往復している。
運賃
・片道…3140円
・往復…5970円
所要時間
泊港~座間味島…約 50分(阿嘉港経由…約 1時間10分)
★高速船…2018年5月のサンプル(一日3便)
往路 | 復路 |
---|---|
~1便~ 09:00 泊港 | | 09:50 座間味島 ~2便~ 13:00 泊港 | 13:50 阿嘉島 14:00 阿嘉島 | 14:10 座間味島 ~3便~ 16:00 泊港 | | 16:50 座間味島 |
~1便~ 10:00 座間味島 | 10:10 阿嘉島 10:20 阿嘉島 | 11:10 泊港 ~2便~ 14:20 座間味島 | 15:10 泊港 ~3便~ 17:00 座間味島 | 17:10 阿嘉島 17:20 阿嘉島 | 18:10 泊港 |
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観光情報についての参考サイト
■座間味村
公式サイト
※フェリーの最新情報も公式サイトから入手できる