ウフギー自然館
【2024年8月:追記】
ウフギー自然館のサイトを見ると、休館の案内がでていました。
「改修工事のため2024年5月6日から休館、リニューアルオープンは2025年7月以降を予定」とのことです。
※このブログは旅行記をかねているため、記事は公開当時のままにしています。
※ウフギー自然館についての最新情報は公式サイトで確認をお願いします。
ヤンバルに棲む野生生物に会うことはむずかしい。
森には猛毒を持つハブがいて危険だし、蚊やヒルなど不快な生きものもいるので簡単に森の中へ行くこともできない。
そこでおススメなのが「ウフギー自然館」で、ここでは画像や映像などを使ってヤンバルの自然や森に棲む野生生物のことを紹介している。
ウフギー自然館のようす
ウフギー自然館は大きな施設ではないが、思っていたより展示数が豊富で見ごたえがあった。
また、子どものことも配慮してわかりやすい内容になっていたので、学習施設として利用するのもいいかもしれない。
展示物は配置が工夫され、資料もしっかりしていたので見ていて面白かった。
平日に訪れたので来館者が少なく、自分のペースで回ることができたが、連休や夏休みだとにぎわいそうだ。
ヤンバルの野生生物たち
ウフギー自然館では生きている動物には会えないが、写真や映像、はく製や紹介文などの展示物を通してヤンバルにいる生きものたちを知ることができた。
有名なヤンバルクイナやケナガネズミなどのほかに、ヤンバルテナガコガネなど小さな生きものたちの展示物もあった。
初めて知る情報が多くて勉強になったが、とくに印象に残ったのは動画で、絶滅危惧種となっている生きものを見ることができたのは嬉しかった。
やんばる野生生物保護センターでは野生生物の保護なども行っている。
訪れたとき、ハブ用の罠にかかってしまったリュウキュウアオヘビの幼体を保護していて、運がいいことにヘビを直に見ることができた。
リュウキュウアオヘビは生長すると1mを越えるが、保護されたヘビは30cmにも満たないサイズでかわいかった。
◇
ヤンバルは2016年9月に国立公園となり以前より自然保護が強化されたが、人の生活圏と自然が密着しているためとても脆い存在だ。
自然を壊さないように配慮したドライブを心がけて、いい旅となるようにヤンバルを訪れたい。
■ウフギー自然館の基本情報(2018年)
・開館時間…10:00~16:30
・休館日…月曜日、祝日ほか
・入館料…無料
【こぼれ話】ロードキルを減らそう
ヤンバルのユニークな生態系や自然の景観に魅かれて訪れる人が増えてきている。
そのため、車と野生生物の接触事故の増加が問題となっていて、ウフギー自然館でも注意をうながすポスターなどが貼られていた。
ロードキルを減らす取り組みがいろいろ行なわれていて、そのひとつに「STOP! ROADKILL」のマグネットの販売があった。
マグネットを購入したが、購入代は支援にもつながるというので役立ててほしい。
動物注意の標識
ヤンバルをドライブしていると「動物注意」の標識を見かける。
野生生物に会うのはまれかもしれないが、標識を見かけたら遭遇率が高い場所と思われるので注意して運転しよう。
関連する記事
入手したウフギー自然館のリーフレット
ウフギー館は2010年にリニューアルしたのでリーフレットのデザインも変わっていた。
入手した「やんばるの鳥」リーフレット
自然が豊かなヤンバルでは野鳥をよく見かけるので、鳥好きには嬉しいリーフレットだ。
ウフギー自然館周辺のMAP
やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館
(所在地 沖縄県国頭郡国頭村比地263-1)
■ウフギー自然館までの距離(車の場合)
・国頭村役場…約 2.93km(07分)
・那覇空港…約 96.8km(2時間19分)
・沖縄県庁…約 92.5km(2時間10分)
観光情報についての参考サイト
■日本の国立公園「やんばる国立公園」
環境省サイト
■国頭村観光情報コーナー
国頭村企画商工観光課のサイト
■国頭村
公式サイト