印刷の歴史が学べる新聞博物館
琉球新報社の本社ビル内に「新聞博物館」がある。
新聞博物館は平日しか開館していないため利用しづらいが、むかしの新聞づくりのようすを知ることができる施設となっている。
ほかではあまり見ない博物館だったので訪れてみた。
新聞博物館のようす
新聞博物館は、琉球新報の本社ビル3階のフロアにある。
1階の受付で博物館を見学したい旨を伝えると、スタッフがリーフレットを渡してくれた。
エレベーターで3階に到着すると、博物館の入口があり、室内は自由に見学できるようになっていた。
博物館はビル内のフロアの一室なので入室するまでは狭いイメージがあり、あまり期待していなかった。
しかし思っていたより展示物が多く、見学スペースも余裕のある広さを設けていたので、ゆったりと見学でき利用しやすかった。
とくに印象深かったのは新聞社(出版)ならではの展示物だ。
今では使わなくなった印字用の文字ハンコ(鉄製)や、新聞をつくるタイプライターのような大きな機械の展示物とともに当時の新聞製作工程の説明もあった。
現在ではパソコンがあるため、出版物の制作は簡単にできるようになったが、むかしは手作業が多く大変だったことが伝わる内容になっていた。
ほかにも新聞博物館では出版に関する歴史を学ぶことができる展示物が多数あったので、出版関連に興味のある人には嬉しい施設だ。
また年代別の写真展示コーナーも見ていて面白かった。
写真は撮影した当時の空間を切り取っているから、部分的ではあるけど当時の情勢がわかって歴史を知ることができる。
展示コーナーでは、かなり前の年代の写真が多数展示されていて見ごたえがあって良かった。
展示物が特徴的でユニークな博物館だが、残念ながら平日しか利用できない。
もし平日に時間がとれるようなら寄ってみるといいかも。
■新聞博物館の基本情報
・開館時間…10:00~17:00
・休館日…土日祝
・入館料…無料
入手した新聞博物館のリーフレット
【こぼれ話】琉球新報の創設者は意外な人物だった
何気なく琉球新報社の年表を見ていたら意外なことを知った。
琉球新報の創設者は琉球最後の国王「尚泰」の四男にあたる人物だった。
博物館の年表にはその人物の紹介文があり人物像がわかるようになっていて、読んでみるとかなりユニークな方で好感がもてた。
新聞博物館(琉球新報)周辺のMAP
琉球新報 新聞博物館
(所在地 沖縄県那覇市天久905 3F)
■新聞博物館までの距離(徒歩の場合)
・モノレール「美栄橋駅」…約 1.95km(24分)
・モノレール「おもろまち駅」…約 2.17km(27分)
・那覇市役所…約 2.80km(35分)
■新聞博物館までの距離(車の場合)
・沖縄県庁…約 2.82km(05分)
・那覇空港…約 7.11km(14分)
観光情報についての参考サイト
■琉球新報 新聞博物館
「新聞博物館」について書かれた記事
■NAHANAVI 那覇ナビ
那覇市観光協会
■那覇市
公式サイト