沖縄の日常風景 6【画像】

沖縄県のフォトギャラリー No.006

北部の砂浜
北部海岸の砂浜(沖縄県)

沖縄の海岸の砂浜は白いところが多く、空や海の青とコントラストがよくて写真映えする。

ほかの県の海と比較するといかに白いかがわかるが、砂が白いのは成分がおもに砕けたサンゴでできているからだ。

サンゴは海中へ潜るといろんな形状を見ることができる。

動かないので植物のように思えるが、実は動物でイソギンチャクやクラゲの仲間に入る。

サンゴは台風などの際に海中が荒れて折れてしまい、その破片がほかサンゴ礁に当たったり砂にもまれたりすることで砕けてどんどん小さくなっていく。

そうやって月日をかけてできたのが沖縄の砂浜だ。

砂浜にはヤドカリなどの小さな生き物がいるし、景色も美しいから散策するのにおすすめだ。

今回は海辺、とくに砂浜の写真を載せていく。

海の底に沈むサンゴのカケラ

水中写真
水中写真(沖縄県中部)

海へ潜り海底を見てみると、砂に混ざってサンゴのカケラが転がっている。
このサンゴのカケラが細かく砕かれて砂へと変わる。

心地よい波音はヒーリング効果がある

波打ち際
波打ち際(沖縄県)

海岸へ行くと美しい景観と波の音が迎えてくれる。
心地よい波音を聞きながら砂浜をゆったり散策してみよう。

打ち上げられたサンゴのカケラ

サンゴの欠片
打ち上げられたサンゴのかけら(沖縄県読谷村)

海辺を散策していると、打ち上げられたサンゴや貝殻を見かける。
このサンゴや貝殻などが砕けて小さくなり、最後は砂浜を形成してくれる。

家の争奪戦

ヤドカリ
北部の浜辺にいたヤドカリ(沖縄県)

ヤドカリは自分の体のサイズに合った空き家(巻貝の殻など)を見つけると引っ越しをする。
しかし空き家はあまり多くないので争奪戦になることが多い。

砂浜の漂着物

漂着物
砂浜の漂着物(沖縄県読谷村)

砂浜を散策するといろんな漂着物を見る。
木片や植物の種などはいいが、外国語で書かれたゴミが流れ着いていることもある。
たまに割れたガラスが砂に埋もれていることもあるので、裸足で歩くのは避けたほうがいい。

砂浜に開いた穴

カニの穴
砂浜で見かける穴(沖縄県読谷村)

砂浜にぽっかりと穴が開いていることがある。
静かに観察していると、カニが素早く移動している姿を見ることができる。

海辺の生き物の適応能力

カニ
砂浜で見かける白い姿のカニ(沖縄県読谷村)

歩いていると気づきにくいが、砂浜はいろんな生き物たちであふれている。
じっと動かずに観察すると、静止していた生き物たちが活動する音が聞こえ始める。
慣れてくると保護色をしたカニを見つけることも可能だ。

砂浜の足跡

砂浜の足跡
砂浜に残る足跡(沖縄県読谷村)

ヤドカリと思われる足跡を発見。
夜のほうがヤドカリを見つけやすいが、日中に活動している個体もいる。

海岸で拾った化石のようなもの

拾った化石のようなもの
海で拾った牙のようなもの(沖縄県)

海岸を散策すると妙なものに出合う。
サンゴのカケラに紛れていた動物の牙のように見えるものを見つけた。

石を切り出した跡

石切りの跡
石灰岩を切り出した跡(沖縄県読谷村)

沖縄の屋敷は石垣で囲まれていることが多い。
現在はコンクリート製だが、むかしは海岸から石を切り出して加工していたという。
痕跡を見つけると沖縄の歴史授業に使える史実だといつも思ってしまう。

海岸浸食がよくわかる岩肌

海岸浸食
年月とともに侵食された岩肌(沖縄県読谷村)

波によって削られた岩肌。
海辺にある岩は長い年月をかけてどんどん形が変化している。

海岸にぽつんと残る巨岩

ノッチ
海岸で見かける大きな石(沖縄県・南部)

沖縄の海岸でよく見かけるノッチ(海食窪)。
他県から訪れた人から見ると、海辺にぽつんと巨岩があるのが不思議に見えるらしい。
ノッチはもともと崖のような部分が長い年月をかけて波に浸食され、最終的に残った硬い部分が現在の形となったものだ。

海辺でたくましく育つ植物

海辺の植物(ヤドカリ島)
海岸で見る植物(沖縄県恩納村)

海辺は植物が育ちにくいというが、それでもたくましく成長していく植物はいる。

さらさらの砂浜を歩く

与那覇前浜(宮古島)
夕暮れの与那覇前浜(沖縄県宮古島市)

砂浜は場所によって色や砂の粒の大きさが異なる点が面白い。
いろんな海岸を訪れてみて自分のお気に入りの場所を探してみるといいかも。

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