景観を楽しむ空間「識名園」
沖縄本島にある世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は全部で9つあるが、今回はそのうちのひとつ識名園を訪れた。
沖縄戦で破壊されてしまったが、長い年月をかけて再建されている。
識名園のようす
王の別邸なので格式高いイメージを持っていたが、識名園の外観はふつうの公園のように見えた。
ちょっと拍子抜けしたが、まぁそこが沖縄っぽい感じもした。
識名園には広い駐車場が整備されていて、入口には世界遺産を示す石版があった。
■訪れた当時の識名園の基本データ
・開園時間…09:00~17:30(10月~3月は17:00まで)
・休園日…水曜日
・料 金…おとな 400円
植物が茂る園内
園に入ると植物の茂りっぷりに驚いた。
手入れはされているけど、それ以上に植物の生長が早いようで、追いついていないといった感じだ。
南国の植物であふれていて、実のついたバナナの木があったり、巨大なガジュマルにはヒゲが何本も生え、キジムナーがいそうな雰囲気もあった。
植物を観察しながら石畳道に沿って歩いていると広い場所へ出た。
これまでは植物園を歩いている気分だったが、ここからは庭園らしくなってきた。
中央には池が広がっていた
園の中心部へ行くと池が広がり、周囲には家屋も建っていた。
池にはアーチ橋や六角堂などがあり、景観が良く見ごたえがあった。
土地がせまい沖縄では庭園を見ることはほとんどなかったので、識名園は興味深かった。
御殿
中心にある屋敷はかつての王族の別邸を再建したものだ。
屋敷から庭を眺めると、池の上ある六角堂が小島に浮かんでいるように見え、アーチ橋も横から見れるいいスポットになっていた。
識名園では、琉球時代の技術や芸術が感じ取れる建築物と、人の目を楽しませるように設計された景色を楽しむことができた。
入手した識名園のパンフレットと入場券
パンフレットには識名園の各施設について書かれていた。
琉球時代の歴史にふれていたので、園内をめぐるときはパンフレットを読みながら回ってみるといいかもしれない。
識名園周辺のMAP
識名園(所在地 沖縄県那覇市真地421-7)
■識名園までの距離(車の場合)
・那覇市役所…約 4.69km(12分)
・那覇空港…約 9.24km(20分)
・沖縄県庁…約 4.06km(11分)
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観光情報についての参考サイト
■那覇ナビ
那覇市観光協会のサイト
■那覇市
公式サイト