大量の水をたたえるウッカガー(金武町)

きれいな湧水「ウッカガー」へ行ってきた

ウッカガー(金武大川)
ウッカガー(沖縄県金武町)

ダムもなく水道もない時代、水を得ることは大変だった。

沖縄にもあちこちに湧水があり、むかしから大事にされており、聖地や拝所となっていることがほとんどだ。

心地よい音を立てて流れるきれいな湧水は、耳と目の保養になり和める癒しスポット、「ウッカガー」を今回は紹介する。

ウッカガーのようす

ウッカガー(金武大川)
ウッカガー(沖縄県金武町)

小高くなった雑木林または山のようになったところから、細くちょろちょろと湧水が流れているイメージをもっていたけど、ウッカガーは違っていた。

コンクリートで整備され、赤瓦の屋根というより、ひさしがあって日陰をつくっていて、赤瓦の下では複数カ所ある口から水が流れている。

流れる水の量は多く、こんなに湧き出るものなのかと驚いた。

流れ出ている水にふれてみると、冷たくて気持ちがよく、透き通る水に流れる音が心地よくて癒された。

ウッカガーの近くには大川児童公園もあり、公園を散歩する母子たちの姿もあった。

どうやらこのあたりは地域住民の憩いと遊びの場になっているようだ。

ウッカガー(金武大川)
ウッカガー(沖縄県金武町)

施設の近くには説明板があり、次のように紹介されていた。

ウッカガー(金武大川) 金武町指定文化財

一、種 別…記念物
一、指 定…平成四年五月七日
一、所在地…金武町字金武九一九番地

説明
ウッカガー(金武大川)は並里区の中央に位置し琉球石灰岩の孔質を基盤とした地下水の湧き出た代表的な井泉で、県下に知られた井泉である。
「大正十三年に衛生上の見地から金武並里両区で経費を負担し一月に竣工」コンクリートで用途別に区切り泉口の垠を飲料水、近くに男女別の水浴場を設け道路下方は洗濯場、芋洗場として構築された。
六六年経過した井泉は水漏れなどにより平成二年三月改修され現在に至る。
上水道が普及する以前は金武並里住民の飲料水であり元旦の若水を汲み、夏には水浴を楽しみ、また地域住民の出会いの場であった。
井泉はかんばつ時に渇水せずその豊富な湧水量は一日千トンを越え、余水は武田原に注ぎ稲、水芋の産地形成している。
生活様式や地域社会の変化にともない幾度か改修を重ねながら「長命の泉」を象徴するように湧き出る清水の井泉は、先人より継承された文化遺産である。

金武町委員会

ウッカガー周辺のMAP

ウッカガー
(所在地 沖縄県金武町金武564)

■ウッカガーまでの距離(車の場合)
・金武町役場(金武町字金武1)…約 0.47km(01分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 48.54km(1時間18分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 52.70km(1時間27分)

観光情報についての参考サイト

■visitkintown|金武町公式観光情報
https://www.visitkintown.jp/

■金武町 公式サイト
https://www.town.kin.okinawa.jp/

■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト

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