バス停近くに鎮座する照屋の石獅子
糸満市の道路・77号線のバス停近くに、わりと大きな石彫りの獅子がいる。
サイズが大きかったため、運転していても存在に気づくことができたが、パッと見では何かわからなかった。
正体が気になって、安全な場所に車を停めてから見に行くと、近づくにつれて形状から石獅子かも…と思い、近くにあった説明板と表情を見て村落獅子だと知った。
糸満市の道路・77号線のバス停近くに、わりと大きな石彫りの獅子がいる。
サイズが大きかったため、運転していても存在に気づくことができたが、パッと見では何かわからなかった。
正体が気になって、安全な場所に車を停めてから見に行くと、近づくにつれて形状から石獅子かも…と思い、近くにあった説明板と表情を見て村落獅子だと知った。
富盛の石彫大獅子は、ほかの市町村からも知られている村落獅子だ。
伝説によると、富盛の石獅子の近くにある八重瀬岳(今の八重瀬公園あたり)は、強い力がある場所といわれていて、その力のせいで富盛のムラは、たびたび火災が発生したという。
その厄除け獅子として造られたのが富盛の石彫大獅子で、石獅子を置いたところ、火災が止んだということから、ほかの市町村へも厄除け用の石獅子づくりが広がっていったとのことだ。
豊見城市が発行しているガイドブックには10基の石獅子が紹介されていて、そのうちの2基が真玉橋にいる。
石獅子は由来などが不明になっているものが多いが、真玉橋の石獅子には説明板が設置されていて、そこから石獅子の歴史を知ることができた。
むかし、魔物と恐れられていた「ガーナー森」の伝説にまつわる石獅子。
住宅地のなかにとけ込んでいる石獅子。
◇
ここからは、個別に石獅子を紹介していく。
村落獅子は、ムラの魔除けとして造られている。
沖縄には石獅子たちがあちこちにいて、とてもユニークだ。
ここでは、与那原町・南風原町・豊見城市のシーサーを紹介している。
与那原町では、4体の石獅子を見つけた。
「新島の石獅子」と呼ばれている2体のシーサーのひとつ。
「イーー!」と歯を見せて笑う新島の石獅子。
“沖縄の石獅子フォトギャラリー No.001(与那原町・南風原町・豊見城市)” の続きを読む
+++ 場所|南風原町兼城189あたり
南風原町が紹介している4基の石獅子は、道路に案内標識があるのでほかの市町村の石獅子よりは見つけやすい。
4基のうち、ひとつだけ少し離れた場所にある「兼城の石獅子」は小高い場所にひっそりといた。
ちょっとうつむいたポーズの石獅子だ。
“兼城の石獅子|南風原町にある石獅子” の続きを読む