沖縄本島から15分で行ける水納島
水納島は、白い砂浜と透明度の高い海で知られており、旅人の多くはマリンスポーツを楽しむために訪れる。
繁忙期(7~8月頃)だと一日10往復くらい船が出港し、しかもたったの15分で水納島に着くので、「日帰り」も可能で気軽に訪れることができる島だ。
「海」が自慢の離島だが、今回は「島あるき」をしてみたので、水納島に興味のあるかたは参考にどうぞ。
水納島の基本情報
水納島(沖縄県本部町)
- 周囲:約 4.6km
- 面積:約 0.47k㎡
水納島は、上空から見た島の形がクロワッサンに似ているということで、「クロワッサンアイランド」という愛称がある。
もともとは無人島で、島全体が「メンナノ御嶽」という聖地だったらしいが、現在は有人島となっている。
水納島には、毒蛇ハブがいるので、雑木林のなかなどへは入らないよう注意しよう。
【こぼれ話】もうひとつの水納島
宮古諸島にも同じ「水納島」という離島があるので、今回紹介している離島と間違えないようにしよう。
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水納島あるき
高速船だと、たったの15分で島へ行ける水納島は訪れやすい。
ほとんどの人がマリンスポーツを楽しみに行くようだが、今回は島を歩いてみた。
水納島の海
メインビーチ(水納島ビーチ)以外の海岸は、遊泳には適していないらしく、人がいなかった。
おかげで、海岸をゆっくりと散策できたが、海の透明度の高さに驚いた。
水納島へ入る
海岸から灯台が見えたので行ってみることにした。
整備された道はなかったので、ケモノ道のような小道を抜けて灯台へ向かった。
水納島灯台
灯台周辺は、除草されていたので定期的に整備しているらしい。
そういや、カニの死体も見かけた。
調べてみるとオカガニという大きめのカニが陸地にいるようだ。
島のみち
住宅地以外の道は、アスファルト舗装などしていないようで、車輪の跡だけの道が多かった。
水納島の中心
灯台方面から島の中心へ続いている道を歩いていくと、住宅地についた。
小さな集落だったが学校もあった。
集落のようす
集落内は、レジャー施設などはなく、民家とその周りに畑があったりして、バナナの木など南国っぽい植物が生えていた。
旅人向けのエリア
住宅地からメインビーチへ抜ける道には、観光用と思われる案内があったのでわかりやすかった。
また、このあたりに食事処などがあったりした。
水納島ビーチ
水納島を訪れる人たちは、マリンスポーツを目的にしている人が多い。
メインビーチとなる「水納島ビーチ」には、たくさんのパラソルが並んでいる。
ここでは、海水浴を楽しむ家族や若者、日光浴を楽しんでいるじいちゃんたちなどで溢れていた。
水納島にある旅客待合所
水納島ビーチの周辺には、トイレやシャワー施設などがあり、島の中心方面に向かって少し歩いたところに、海の家や宿泊施設などがある。
船の待合所も近距離にあり、水納島ビーチ周辺でマリンスポーツをする場合は、移動が少なくてすむから便利だ。
水納島でランチ
昼食に、ビーチから近い場所にあった海の家を利用したが、島内では食堂らしきお店は見かけなかった。
メニューを見てみると、軽食が多く、BBQを扱っているところもあった。
水納島でも沖縄そばは定番のようでメニューにのっていた。
水納島にある雑貨屋さん
島に小さな雑貨屋さんがあったので寄ってみた。
こちらのお店は雑貨屋だけでなく、マリンスポーツ店もかねているので、マリンスポーツを案内している間は、お店が閉まっていることもあるとのこと。
訪れるときは事前に確認したほうがいいかもしれない。
雑貨屋さんで購入したおみやげ
お店は小さいが、商品の数はわりとあって、ユニークな作品が多かった。
島たびの思い出に、くらげ玉としおりを購入した。
水納島の北側にある松の木
島の北側へも行ってみたが、人家はなくなり、畑などになっていた。
中心地から外れると、とくに何もないようだ。
家畜小屋跡
家畜小屋みたいなものがあったが、牛や豚などの家畜はいなかった。
水納島全体を歩いてみたかったが、とても暑かったので途中で断念した。
水納島ビーチより北側の海
メインビーチとなる水納島ビーチより北側へ行くことは可能だ。
でも海水浴場には適していないようで、無人の海だった。
水納島の海のようす
水納島は、透明度が高く、浅い場所だと海中がよく見え、タイドプールには小さな熱帯魚がたくさんいた。
今回の島たびは、島あるきをしてみたが、海がとてもキレイなので、次はマリンスポーツに挑戦してみたい。
水納島行きの船について
水納島へのアクセスのサンプル
— 注意 —
記事のデータは、島たびをした当時の情報。
料金や時刻表は変わる可能性があるので、最新情報の確認が必要だ。
渡久地港(本部町)
水納島行きの高速船は、「渡久地港~水納港」を運航している。
繁忙期だと08:00から17:00までの間に、船が12往復している。
- 往復運賃 1710円(おとな)
- 所要時間 約15分
いちばん少ない時期だと、一日2往復(午前と午後)となっている。
渡久地港には、駐車場が用意されているが、シーズン中は訪れる人が多いため、満車となっていることもある。
渡久地港周辺のMAP
渡久地港(所在地 沖縄県本部町字谷茶29)
■渡久地港までの距離(車の場合)
・本部町役場(本部町字東5)…約 1.13km(03分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 85.4km(2時間11分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 81.1km(2時間03分)
水納島港(水納島)
水納島港は島の入口とあって、ひときわにぎわっている。
港周辺は、海水浴場に待合所など、必要な施設が揃っているので、マリンスポーツのために訪れた旅人には便利だ。
水納島たびのまとめ
- 水納島は小さな島なので、徒歩でも十分散策できるが、毒蛇ハブに対する注意が必要。
- 商業施設は少なく、コンビニなどはない。
- 島内はあまり高い木がないため、日陰が少なく、直射日光がキツイ。
- 風が吹いてなかったので、さらに蒸し暑く感じた。訪れるときは熱中症対策が必須。
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観光情報についての参考サイト
■もとぶ町観光協会
https://www.motobu-ka.com/
■本部町 公式サイト
https://www.town.motobu.okinawa.jp/
■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
→沖縄観光情報WEBサイト
追記
|2023/01|リンク修正済み