【沖縄の歴史】鉄道・機関車・ケービン、知っている人は少ない?

沖縄にも鉄道はあった

沖縄の鉄道
壺川東公園(沖縄県那覇市)

2003年に開業したモノレール(ゆいレール)以前に、沖縄に鉄道があったという史実はちょっとピンとこない。

鉄道の痕跡が少ないし、機関車が実際に走っている姿を見たという人の話を聞く機会が少なくなっているからだ。

沖縄は戦争でたくさんのものが焼失してしまい、戦後は復興のため歴史・文化財・史跡まで手が回らない期間が長かった。

おざなりになっている気がしていたけど、少しずつ史跡や遺構などの展示を見る機会が増えている。

最近では史跡などを市町村の観光資源として紹介されているので、歴史も学べるチャンスとばかりに訪れるようにしている。

壺川東公園には歴史を学ぶツールに使えるものがある。園内に沖縄の鉄道にまつわる展示と資料があるからだ。

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【十二支めぐり】安國寺(那覇市)

首里四寺のひとつ「安國禅寺」

安國寺
安國寺(沖縄県那覇市)

沖縄では七福神めぐりよりも「十二支めぐり」のほうが知られている。

数字は「十二」となっているが、めぐる場所は4か所だけ。ここでは安國寺を取り上げている。

県道50号線、首里高校の向かい側にあたる場所に安國寺はある。

龍が彫られた見事な門に、鐘も見えているので寺を探すときの目印になる。

門のすぐ横に寺の専用駐車場があり、広めのスペースがあるから車で訪れる人にはありがたい設備だ。

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沖縄の「食」を知りたければ市場へ! 牧志公設市場(那覇市)

沖縄の食材が欲しいのなら市場へ

牧志公設市場
旧第一牧志公設市場のようす(沖縄県那覇市)

那覇市第一牧志公設市場は2021年2月現在、市場の建て替え中のため仮設の市場になっている。

仮の市場はどんなようすだろうかと、仮設市場をのぞいてみたが、むかしの市場を知っているので物足りなさがあった。

そこで今回は閉鎖となった旧市場のようすを紹介する。

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【十二支めぐり】首里観音堂(那覇市)

琉球時代から信仰が厚い首里の四寺「首里観音堂」

首里観音堂
首里観音堂~慈眼院~(沖縄県那覇市)

年始に行われる「七福神めぐり」を知っているだろうか。

七福神めぐりは、福や徳などをもたらすといわれている七福神が祀られている寺社をめぐるというものだ。

沖縄ではこの七福神めぐりと似たような「首里十二支めぐり」というものがある。

こちらは七福神ではなく、干支をめぐるもので今でも地域には根付いている。

「十二支」なので12もめぐるのか!? と思った人はご安心を。

12か所ではなく4か所で、それぞれ那覇市にある寺で訪れやすい。

今回は四寺のひとつ「首里観音堂」を紹介する。

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【那覇市の村落獅子】安次嶺の石獅子

しっぽがチャームポイントの安次嶺の石獅子

安次嶺の石獅子
安次嶺の石獅子(沖縄県那覇市)

那覇市といえば繁華街&オフィス街となっている国際通りあたりが有名で商業施設が所狭しと並んでいる。

またモノレールの「ゆいレール」駅付近は、ビルや住宅など密集地となっていて、古くて歴史のあるものは少ないように見える。

しかし、そんなことはなく那覇市のあちこちに文化財が残っており、ほかの市町村のように石獅子も存在している。

今回は那覇市で見つけた安次嶺の石獅子を紹介する。

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