舜天王統【琉球王】

舜天王統(3代)

琉球王統で分けると上から2つ目に当たるのが「舜天」王統。

舜天王統は、1187年から1259年まで3代続いたと伝わっている。
正史に登場するので史実の王統といわれているが、調べてみると伝説という要素が強い部分もある。

6つに分かれる琉球王統

天孫氏王統

舜天王統

英祖王統

察度王統

第一尚氏王統

第二尚氏王統

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01 舜天

02 舜馬順煕

03 義本

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那覇バスターミナルにある木の生えた謎の岩は何?(那覇市)

仲島の大石から那覇の地理を知る

仲島の大石
都市開発でカフーナ旭橋という街区になっても変わらない仲島の大石

沖縄をめぐっていて、たまに取り残されたような林や岩などを見かけて、邪魔なのに何でどかさないんだろう…と思ったことはないだろうか。

実はそういう珍しいものは御嶽になっていることが多く、神聖な場所なので移せないのだ。

那覇バスターミナルにある仲島の大石も似たようなもので、ターミナルの大規模な改修工事を行っても昔のままの場所に鎮座している。

【単語】御嶽ウタキ…大まかにいえば聖域のこと

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沖縄の行事 旧暦1月

今でも旧暦の行事が大事にされる沖縄

カンヒサクラ
カンヒサクラ(奥武山公園)

今の沖縄は年末年始の過ごし方は他県と変わらない家庭がほとんどだと思う。

年末に庭や家の大掃除を始めてきれいにし新年を迎え、元旦に神社へ初詣へ行く人もいればテレビを見ながら家で過ごす人もいる。

ただ一族のトートーメー(位牌)を引き継いでいる長男家系の場合は、親族が年始の挨拶に来るので客を迎える準備があって忙しい。

訪問者は仏壇にあるトートーメーに新年の挨拶をした後、正月料理を食べながら皆と歓談する。

最近は長居する人は少ないそうだが、昔は集まってきた人たちの話で盛り上がり、まるで宴会だったという。

現在だとあまり想像できない光景でピンとこないが、年末年始の沖縄の風習を調べてみたので紹介していく。

  • トートーメー…位牌を指すが位牌は先祖そのものと考えられている。
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浦添城跡(浦添市)

琉球王が使用したと伝わるグスク「浦添城跡」

浦添城跡
浦添城跡(沖縄県浦添市)

浦添ようどれを訪れた際に浦添城跡に寄ってみた。

実は浦添城跡には、琉球王が居城としていたという伝承があったので気になっていたのだ。

「おもろ」にも謡われているグスクがどのような場所なのか見てきた。
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最強といわれるトイレの神様(フール神)

魔物に追われたらトイレへ逃げろ【沖縄の民俗学】

家畜小屋
家畜小屋(南風原文化センター)

現在、日本は水洗トイレとなっているが、水洗トイレが普及する前までは、汲み取り式便所だった。

生活水準が上がるにつれてトイレも進化してきたが、トイレの歴史を調べてみると知らなかった事実が出てきて面白い。

今回は沖縄のトイレの歴史と民話を紹介していく。 “最強といわれるトイレの神様(フール神)” の続きを読む