海中道路でつながる4島
うるま市の勝連半島からのびる「海中道路」は、長さが4240mあり、海の上を走るからドライブコースにおススメだ。
かつては離島だった「平安座島」「浜比嘉島」「宮城島」「伊計島」の4島は、それぞれの島に架かる橋を使って、沖縄本島から車で行くことができるようになっている。
うるま市の勝連半島からのびる「海中道路」は、長さが4240mあり、海の上を走るからドライブコースにおススメだ。
かつては離島だった「平安座島」「浜比嘉島」「宮城島」「伊計島」の4島は、それぞれの島に架かる橋を使って、沖縄本島から車で行くことができるようになっている。
沖縄本島には世界遺産に登録された史跡がある。
単体ではなく、『琉球王国のグスク及び関連遺産群』として9つが同時に登録され、かつて存在した琉球という国が世界に認知されるものとなった。
とても誇らしいことだが、はじめに候補地を聞いたときは、気軽に訪れていたところが多かったので、「そんなに重要な場所だったのか?」と驚いた。
むかしから観光名所として知られている首里城公園に「首里城」を復元している。
鮮やかな色彩の首里城は、夜になるとライトアップされる。
■首里城についての基本情報
(所在地:沖縄県那覇市首里金城町1-2)
・無料区域(開館時間 08:00~18:30)
・有料区域(開館時間 08:30~18:00/料金・おとな 820円)
※首里城公園は、無料区域と有料区域がある。
※開館時間は、季節によって変動する。
首里城の近くにある「園比屋武御嶽石門」は、琉球王や神女が祈願していた御嶽だ。
「石門」と書かれているが、門を開けて入れるわけではない。
■園比屋武御嶽石門についての基本情報
・見学 自由
・料金 無料
「玉陵」は琉球王のお墓だが、6つに分けることができる琉球王統のうち「第二尚氏王統」の一族が眠っている。
沖縄のお墓は大きいことで有名だが、やはり琉球王たちのお墓は壮大だ。
■玉陵についての基本情報
(所在地:沖縄県那覇市首里金城町1-3)
・観覧時間 09:00~18:00
・料金(おとな) 300円
琉球の王統【琉球・沖縄の歴史】
→沖縄県になるまで「琉球」だったときの王統を一覧にした記事。
琉球王家の別邸だったという「識名園」は、接待用にも使われたという。
美しい庭園だったが沖縄戦で破壊されてしまった。
現在の識名園は大規模な修復を行って復元されたものである。
■識名園についての基本情報
(所在地:沖縄県那覇市真地421-7)
・入園時間 09:00~17:00(季節によって変動あり)
・料金(おとな) 400円
沖縄最高の聖地といわれている「斎場御嶽」は、かつては男性は立入禁止だった。
(これは、琉球では神事を司るのは女性の役目だったことが影響している)
斎場御嶽は、とても神聖な場所なので、訪れるときは敬虔な気持ちで行きたい。
■斎場御嶽についての基本情報
(所在地:沖縄県南城市知念字久手堅)
・開館時間 09:00~17:30(季節によって変動あり)
・料金(おとな) 300円
『日本100名城』にも選ばれている「中城城跡」は、琉球の歴史のなかでもよく名を聞く「護佐丸」によって増築された。
あのペリー提督も立ち寄ったグスクで、貴重な史跡となっている。
■中城城跡についての基本情報
(所在地:沖縄県中頭郡中城村泊1258)
・観覧時間 08:30~17:00
・料金(おとな) 400円
高台にある「勝連城跡」は眺めの良いグスクだ。
城主に「阿麻和利」という人物がいたが、この人物も琉球の歴史でよく聞く名前だ。
名君説があったり、その逆の悪人説もあったりする不思議な人物で興味深い。
■勝連城跡についての基本情報
(所在地:沖縄県うるま市勝連南風原3908)
・見学 自由
・入城 無料
「座喜味城跡」は、さきに紹介した中城城跡と同じく「護佐丸」によって築城された。
グスクもいいが、城へ行くまでの松林などの景色も素敵だ。
■座喜味城跡についての基本情報
(所在地:沖縄県中頭郡読谷村座喜味708-6)
・見学 自由
・入城 無料
世界遺産に登録されたことで知られている「今帰仁城跡」だが、桜の名所でもある。
沖縄では、毎年1月下旬から2月中旬にカンヒザクラが開花する。
それにあわせて今帰仁城跡では「桜まつり」が行なわれるため、花見客でにぎわう。
■今帰仁城跡についての基本情報
(所在地:沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101)
・開園時間 08:00~18:00(季節によって変動あり)
・料金(おとな) 400円
◇
以上の9つが世界遺産として登録されている。
ここでは簡潔に書いているが、別の記事でそれぞれの詳細を紹介していくつもりだ。
この記事では、それぞれの施設に「基本情報」を載せている。
掲載されているデータは作成当時の情報なので、変更される場合もある。
施設を訪れる際には、最新の情報を確認してほしい。
■おきなわ物語
沖縄観光情報ポータルサイト
■沖縄県
沖縄県公式サイト
–はじめに–
この話は場所や人物が特定されないように編集した部分もあるが、実際に見聞したことをまとめたものである。
IとZは同級生だ。
いつも学校で一緒に行動していたが、学校が休みに入ったので、外で待ち合わせをして会っていた。
待ち合わせの場所はだいたい決まっていた。
学生だった二人はカフェなどへは行かず、公園を利用していて、そこでおしゃべりをしていた。
ふだんは、映画の感想やバイト先のことなど、学生特有のたわいのない話が多いが、たまにIは怪談をすることがあった。
Iは不可解な出来事の話や都市伝説、怖い話などが好きで、どこからか話を聞いてきては「こんな話を聞いたよ」と、Zに話したりしていた。
Iは今回もどこからか仕入れてきた怖い話をZに話した。
話が終わって、Iはこう締めくくった。
「やっぱり幽霊が視える人って大変だよね。生活していて見えていたら恐ろしくて耐えられないよ。私は幽霊が見えなくてよかった」
ZはIの話をうなずきながら聞いていた。
いつもは「怖い話だね」など、ひと言で終わるのだが、今回は珍しくZはIにこう質問してきた。
「じゃあ、視えるだけと聴こえるだけって、どっちが怖いかな」
そして次のように話し出した。
~琉球おきなわ民俗学(わが家での場合)~
別の記事で「沖縄の霊魂に関する考え方」の基本的なことを書いたが、今回は霊魂(=マブイ)について、もう少し詳しく書いてみた。
日本でよく聞く怖い話の類では、幽霊が祟ってでてくることが多い。
その幽霊は、突然現れたと思ったら煙のように消えた…など、物体(肉体)のない霊魂の状態が基本としてあり、これは沖縄でも同じような考え方だ。
「霊魂」にフォーカスをあてると、まず沖縄では魂のことを方言で「マブイ」という。
このマブイは二通りに分けて考えられていて、生きている人の魂は「イチマブイ(=生霊)」、そして死者の魂は「シニマブイ(=死霊)」と区別している。