「そんなふうに読むの!?」 面白いの宝庫

旅の楽しみのひとつは、その土地ならではの物事との出会いがあるところだ。
地元だと気づきにくいけど、沖縄には勘違いするような方言がある。例えば方角の東西南北。
通常は、
でも沖縄は方言で、
「にし」と言われれば、ふつうは「西」がでてくる。でも沖縄では「北」という意味の語を指す場合もあるから誤解を招くことがあって、ちょっと厄介だ。
現在は方言を耳にすることは少なくなったけど、施設などの名称や地名で知ることができる。
このブログで石獅子「アガリヌシーサー」と「イリヌシーサー」を紹介しているが、こちらは「東のシーサー」と「西のシーサー」のような意味合いになる。
地名にも東西南北が使われていることがあり、「東江」は「アガリエ」と読む。
ほかにも難しい読みの地名がいくつかあるので紹介していく。
沖縄の地名、こんなふうに読むんです

紹介した地名は「読み」を入力して変換すると、ちゃんと漢字がでてくる。もっとたくさんあるので、沖縄を旅行するときにチェックすると楽しいかもしれない。
さて、次は生き物を3つ紹介。
生き物の方言はまったくわからないものが多い。正体がわかった人は沖縄通!?
- ヒージャー
- ガジャン
- トービーラー
ヒント。
「ヒージャー」は愛らしい姿をしていて、むかしは家庭で飼われていたことも。
「ガジャン」はとても厄介な存在、旅行中は用心を。
「トービーラー」と聞こえたら、すぐにその場を離れたほうがいい!

答え合わせ。
「ヒージャー」はヤギのこと。むかしは犬用の首輪をつけて飼われているヤギをたまに見かけた。畑の近くで雑草を食べているのに、ほっこりした記憶がある。今では見なくなってしまった。
「ガジャン」は蚊のこと。沖縄は自然が豊かで茂みになっているところがあったり水場があったりする。蚊がひそんでいることが多いので、虫よけスプレーをして島めぐりすると被害を少なくできる。
「トービーラー」はゴキブリのこと。沖縄の方言といっても地域によって異なっていることもあり、ゴキブリを「ヒーラー」という場合もある。沖縄のゴキブリは飛行能力が高いので動きに注意が必要だ。
これで終わってしまうと、後味が悪いので身近な動物の方言を紹介。
犬=イン
猫=マヤー
ドアや窓など開いているところがあれば、いつの間にか侵入してくるネコ。祖父母の家に行くといつもネコがいた(飼いネコではない)。

