【八重瀬町の石獅子】伊覇の石獅子

伊覇を守護する石獅子

伊覇の石獅子
伊覇の石獅子

八重瀬町には村落獅子があちこちいて、出会った石獅子の数からするとこれまで訪れた市町村のなかでは多いほうに入る。

今回は八重瀬町の伊覇地区にいる石獅子を見つけたので紹介していく。

高台から伊覇の集落を守る石獅子

伊覇の石獅子
伊覇の石獅子(沖縄県八重瀬町)

伊覇の石獅子は八重瀬町内の高台に鎮座していて、そこから伊覇地区の住民を見守っているように見える。

立ち上がっている姿勢を取っていて、手が加えられているから石獅子であることがわかりやすい。

伊覇の石獅子
伊覇の石獅子(沖縄県八重瀬町)

石獅子には顔も彫られていたので表情がわかったが、魔除けの役割をもっているのに、やさしい印象を受けた。

伊覇の石獅子
伊覇の石獅子(沖縄県八重瀬町)

見ている方向を後ろから確認してみると、伊覇の住宅地を見つめているようだった。

伊覇の石獅子には次のような伝承を聞いたことがある。

「伊覇の集落は家を西向きに建てていたが、西だと成功しないということで東向きに立て替えた。すると糸数(旧玉城村)にある火山に向かって家が建つこととなり、伊覇ではひんぱんに火災が発生した。そこでムラを守る火返しとして石獅子を造り、集落の高台に石獅子を設置したところ火災は少なくなった」

この話は同じ八重瀬町内にある富盛の石獅子と似ている。

シーサーは火災などの厄を運んでくる方向へ向けて、魔除けとして設置することが多いが、始まりといわれている富盛の石獅子をまねているようだ。

再訪 町並みが様変わりしていた

伊覇の石獅子
伊覇の石獅子(沖縄県八重瀬町)

久しぶりに伊覇の石獅子を再訪したら様変わりしていて驚いた。

以前は畑が多かった八重瀬町だったが、いつの間にか都市開発が進んでいて畑が少なくなり住宅が増えていた。

伊覇の石獅子
伊覇の石獅子(沖縄県八重瀬町)

伊覇の石獅子もきれいに整備されていて、コンクリートで体が固定され、線香を置く台も用意されていた。

伊覇の石獅子
伊覇の石獅子(沖縄県八重瀬町)

都市開発が進むと村落獅子は移動されることもあるが、伊覇の石獅子の居場所は以前と変わらなかったので安心した。

自然が少なくなり、土地に余裕がなくなってきても歴史をもつ史跡はこれからも残してほしいものだ。

入手した八重瀬町のパンフレット

八重瀬町観光ガイドブック
八重瀬町観光ガイドブック

無料配布されていた『八重瀬町観光ガイドブック』に「八重瀬町のまちなかシーサー」というページで村落獅子を紹介していた。

それによると八重瀬町には少なくとも14体の石獅子が町を守護しているようだ。

ガイドブックで紹介されていたので石獅子の存在を知ることはできたが、ガイドブックの地図ではおおよその位置しかわからなかったので探すのに手間取る石獅子もいた。

とくに住宅地にいる石獅子は、道が狭くて車では移動しにくいこともあるので、近くまであたりをつけたら歩いて探したほうが見つけやすいかも。

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伊覇の石獅子周辺のMAP

伊覇の石獅子
(所在地 沖縄県八重瀬町伊覇20-20 近く)

-アクセス-
東風平(北)交差点から見える貯水タンクの近くにある。

■伊覇の石獅子までの距離(車の場合)
・八重瀬町役場…約 0.835km(02分)
・那覇空港…約 14.3km(26分)
・沖縄県庁…約 10.7km(20分)

観光情報についての参考サイト

やえせ観光サイト
八重瀬町の観光サイト

南の駅 やえせ
特産物の販売・行政窓口などがある施設で観光案内も行っている

八重瀬町
公式サイト

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