【北中城村の石獅子】公園にいた喜舎場の石獅子

喜舎場の石獅子がにらんでいる先にあるのは?(北中城村)

喜舎場の村落獅子
喜舎場の石獅子(沖縄県北中城村)

シーサーはお土産になっているので有名だ。実はシーサー以外にも獅子が存在していることを知っているだろうか。

意識していないと気づかないかもしれないが、沖縄のあちこちに石彫りの獅子が鎮座している。石彫りの獅子は魔除けとして特定の場所に置かれたり、集落の入り口などに設置されていたりする。

これまで島あるきをしてきた経験から各市町村に必ず設置されているように思える。

そこで北中城村にも石獅子がいないか調べてみた。すると、思っていたとおり村落獅子がいたので会いに行った。

喜舎場公園に鎮座する石獅子

喜舎場の村落獅子
喜舎場の石獅子(沖縄県北中城村)

村落獅子は観光名所ではないので知名度が低い。そのため探しにくいが、市町村の公式サイトで紹介されていることがある。喜舎場の石獅子も公式サイトで見つけた。

喜舎場の石獅子は公園内に鎮座していた。石獅子の中には公民館などの公共施設に設置されていることがある。その場合は何らかの理由で移動してきたパターンが多く、喜舎場の石獅子も移動してきていた。

ありがたいことに喜舎場の石獅子には説明板が設置されており、歴史を知ることができた。

喜舎場の石獅子(シーサー)

喜舎場の石獅子は、もとは集落の南西側の俗称ビンダマーチューから安谷屋の北側(儀間原)にあった巨岩のカニサンに向かって鎮座していました。この巨岩は、喜舎場に災いをもたらすフィーザン(火山)であると信じられ、その返しとして石獅子が据えられました。この石獅子は、巨岩に対する火除け、魔除けとしての村獅子で、除災信仰を知るうえで重要であります。大きさは、長さ102cm、高さ59cm、幅45cmです。昭和58年8月に現在地に移されました。

北中城村教育委員会

喜舎場の村落獅子
喜舎場の石獅子(沖縄県北中城村)

村落獅子の周囲は地域の人たちが定期的に手入れをしているようで、きれいに整備されていることが多い。

でも石獅子について書かれた説明板が設置されていることは少なく、いわれが不明な石獅子はたくさんいる。そんな中、訪れた喜舎場の石獅子は詳細を知ることができたので、得した気分になれてよかった。

喜舎場の石獅子について

石獅子は喜舎場公園の中に鎮座していた

喜舎場公園
(所在地 沖縄県北中城村喜舎場192)

■喜舎場公園までの距離(車の場合)
・北中城村役場(北中城村字喜舎場426-2)…約 1.06km(03分)
・沖縄県庁(那覇市泉崎1-2-2)…約 17.67km(44分)
・那覇空港(那覇市字鏡水150)…約 21.46km(50分)

観光情報についての参考サイト

■北中城村 観光情報サイト
https://www.kitapo.jp/
北中城村観光協会

■北中城村 公式サイト
https://www.vill.kitanakagusuku.lg.jp/

■おきなわ物語
https://www.okinawastory.jp/
沖縄観光情報WEBサイト

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